2月7日、M3のみんなはロンドンに行きました。行った場所は、サイエンスミュージアム、ナショナルギャラリー、夕食では中華を食べ、そして最後にマンマ・ミーアのミュージカルを観ました。
最初に行ったサイエンスミュージアムでは、グランドフロアと3階の飛行機をテーマとした場所を中心に見ました。そこではしおりに書いてあった月面着陸機イーグルや月の石などが展示されていて、見つけた時のうれしさと事前に調べる大切さを知りました。
また3D映画のDEEP SEAも観ました。珍しい魚や弱肉強食の世界の話を大きなスクリーンですごい3Dの映画だと関心しました。 初めてこの場所に行ってみて内容の深さや大きな模型にビックリしました。また体験する場所が本当に多くて、科学のおもしろさを教えてくれる場所でした。
最後に観に行ったマンマ・ミーアはとてもおもしろかったです。あんまりミュージカルを観に行ったことがないので初めは全然興味を持たなかったけど、だんだん話の内容がわかってきてミュージカルの楽しさがわかるようになりました。
今回のアウティングは本当に内容が濃くて楽しむことができました。そして中3最後のアウティングで最高に楽しむことができました。
(中学部3年生 男子)

 

お正月と言えば書初めですが、中学一年生の国語の授業で一足遅めの書初め大会を行いました。
海外、ということで一番困るのが、やはり習字道具を揃えることです。
日本ではすぐに手に入る筆や墨も、立教では簡単には手に入らず、卒業生の残していってくれた書道セットが活躍しています。
中学一年生の生徒達は、以前に習字を習っていた子もいれば、ほとんど筆を触ったことのない子もいて多種多様。
それでも皆、久しぶりの習字に、悪戦苦闘しながら作品を作り上げました。
今回のお題は「春冬のことば」。
授業で漢和辞典の使い方を学んだ後に、少し難しい熟語をそれぞれ意味を調べながら書いていきました。
「こんな意味のことばだったんだ!」
「最初に思っていたよりももっときれいなことばだった!」
といった発見をしながら、生徒達は自分の気に入ったことばを半紙に残していきました。
最後にはクラス全員でそれぞれの作品に投票をし、優秀賞を決めました。

 

道行くイギリス人に英語でインタビューをする中学部1年生の英語校外学習。今学期は更に大きな町でのインタビューに挑戦。それぞれの町で行ったインタビューの集計結果をまとめ、レポートにしました。
1月19日の2時間続きの英語の時間に、私たちはホーシャムという町にでかけました。
そこで、私たち5人グループは50人を目標に2つのアンケートを行いました。
見事私たちは、50人以上もの人にアンケートをとることができたので、最後に近くの店で皆でお茶をしました。注文も1人ずつ英語で挑戦しました。
私たちのグループのアンケート結果をお伝えします。
【質問した内容】
①Do you know our shool ?    (Rikkyo Japanese School)
②(Yes⇒)  How did you know our school ?
②(No⇒)   What do you think about Japan ?
質問に答えてくれた人・・・33人
質問に答えてくれなかった人・・・27人
合計・・・60人(5人で聞き、平均で1人12人聞きました)
①の質問に対し、33人のうち、24人の人が立教を知っていて、9人の人が立教を知りませんでした。
24人になぜ立教を知っていたのか聞いてみたところ、いろいろな答えが返ってきました。
・立教の近くに娘が住んでいたから・・・1人
・立教が日本人学校だから・・・1人
・娘が立教の近くの学校に通っていて、立教生と話をしたことがあるから・・・1人
・友達が立教の近くに住んでいるから・・・1人
・立教のオープンデイに来たことがあるから・・・2人
・時々車で立教を通りかかるから・・・8人
・立教の近くに住んでいたから、もしくは、住んでいる・・・4人
・立教の名前を聞いたことがある・・・6人
立教を知らない9人に、日本をどう思うか聞いてみました。
・とてもよい国だと思う・・・1人
・活気のある国だと思う・・・1人
・興味深い国である・・・1人
・(震災のことで)大変そう・・・1人
・すばらしい国だと思う・・・1人
・柔道のイメージ・・・1人
・大好き・・・1人
・よくわからない・・・2人
この集計の結果から、立教を知っている人は意外と多いのだということがわかりました。
今回は、平均で1人12人聞くことができましたが、次回行く町では、1人15人くらい聞けるといいなと思います。
ホーシャムは、人も、店も多く、活気のあふれた町でした。

 

本来、夜9時の女子寮は、生徒たちが自習中であるため、静まり返っているものです。そこへ、ドタドタと息を切らせてやってきた女子生徒数名。
「最後の夜なので、先生に許可をもらって留学生とおしゃべりしにきました!」
目をランランと輝かせて宿直教員の前へ現れたのは、留学生のお世話係の生徒たちでした。この日は、Wolverhampton校から迎えた短期留学生たちの最後の日でした。
留学生たちは、最終日の晩、ホールで全校生徒へパワーポイントを使った発表をしてくれました。彼女たちの学校生活や、イギリスで流行している音楽やドラマ、映画俳優の紹介など、多岐にわたる内容でした。最初は全校生徒を前に緊張気味でしたが、司会進行役を務めた立教生が一緒に会場を盛り上げようと奮闘、イギリスのロックバンドを紹介し、その音楽を流すと一気に緊張が解けました。日本語と英語を織り交ぜての発表は、言葉は本当にコミュニケーションの手段でしかない、と考えさせられたひと時でした。
さて、冒頭のお世話係の生徒たち。彼女たちは、夏休みにWolverhampton校へ約一週間の短期留学を経験した生徒たちです。その時に自分たちの世話係をしてくれたむこうの生徒たちが、今度は立教英国学院へ学びにやってきてくれたのです。このため、個人同士のつながりは一層深いものとなったようです。
「最後の夜なので・・・」と駆けつけた彼女たちは留学生とともに、女子寮にあるピアノを囲い、日本の曲を演奏しあったかと思うと、部屋の中でトランプなどのカードゲームをし、次は記念写真をあっちでこっちで撮り大忙しでした。その間にも、立教での生活のこと、自分たちのこと、将来のこと、色々と尽きることのない話で大盛り上がりの様子でした。
本来、9時過ぎの女子寮は、静かなはずのものです。しかし、この日は特別です。
10時近くになり、小中学生の就寝時間が近づいたため、そろそろ解散を促しにいこうかとしたところ、満面の笑みで部屋から出て行くお世話係の生徒たちと遭遇。
「教室にもどって自習しまーす」と次々と女子寮を後にする彼女たちの姿を見て、出る幕無しの宿直教員でした。
留学経験は、確実に彼女たちを成長させたのだと、改めて思いました。

 

皆さんは、数日前のSmithrookの絵皿作りを覚えていらっしゃいますか。
EC(英会話)の授業の一環として、小6から高1までを対象に行われたこの絵皿作り、うわぐすりをかけ、焼き上がったお皿が学校に届きました。
届いたお皿をひとつひとつ並べて、ECの先生たちはデザインセンスをとても褒めてくれました。
「焼くともっと色が濃くなりますよ!」絵付けのときに言われたことです。
「・・・あ、やっぱり濃くなっちゃった」「大丈夫だった~きれい!」
「このお皿、誰の?とってもかわいい。」
「このお皿すごい。色のバランスが本当にきれい。」
不安だったものの、出来上がったお皿を受け取ると、うれしさがこみあげます。
それぞれのお皿を前に、おしゃべりに花が咲きました。
せっかく作ったお皿だから使いたい。
「立教の食事で持っていったらだめかなあ?」・・・ええ、分かります。使ってながめていたいものです。
今学期の終わりには、割れないようきちんとパッキングして、家に持って帰りましょうね。
おうちの方に見せるのもまた楽しみです。

 

卒業してから2年が経って、まさかこんなにすぐ立教に戻ってくるとは思っていませんでしたが、改めて自分の住んでいた寮、過ごした教室、グランドに来て、素敵な所で高校生活を過ごせたな、ととてもうれしく思いました。あらゆる場所に色々な思い出があって、私にとって立教は本当に大切な所です。
いつか結婚したらぜひ夫を紹介しにまた戻ります。(笑)
ありがとうございました。
(大竹さん)
2年ぶりに立教に帰ってきましたが、本当に何も変わっていなくて、なんだかほっとしました。まぁ2年なのでそこまで変わることもないのかも知れませんが…(笑)
立教で過ごした3年間は本当に大切なモノで、何にも替えることはできません。日本の普通の高校に行っていたら、きっと経験できないこともたくさんさせてもらいました。
そのことを今回の帰寮で思い出すことができたので、ちょっと早めではありましたがこられて良かったです。また今度イギリスに来た時も帰ってきたいです!!
ありがとうございました。
(藤田さん)

 

週末に降った雪がまだ残る、寒い日が続く中、2月9日(木)の午後の時間を使って、小学6年生から中学2年生までは社会科・英語科合同のフィールドワークに出かけました。
今回の目的地は最寄りの村クランレーにあるSt.Nicolas churchです。
毎週順番に日曜日の礼拝に参加している、生徒にとってもお馴染みの場所なのですが…
今回、改めて見学に出掛けたら、知らないこと、面白いこと、貴重な体験の連続でした。
ワークシートを貰ってミニバスに乗り込むと、ものの10分ほどで到着。
まずは教会の内部を自分たちで見て、ワークシートをうめていきました。
「こんなにじっくり見たのは初めて。」
「これ、何に使うんだろう?」
立教のチャペルにはない、教会内の道具や設備を見て、用途を予想したり、質問を考えておきます。
今回ガイドをして頂いたのは、St.Nicolas churchで働くバゴットさんとクリスさんのお二人です。
お二人にお会いして、まずは全員で挨拶をし、いよいよ2グループに分かれて見学スタート!
片方のグループは、まず鐘のあるタワーへ。
上まで、どうやって登るのだろう?下見にいった教員たちは不思議に思っていたのですが、教会の壁についた小さなドアを開くと・・・ありました。狭い階段が。
長く続くらせん階段を登り終えると、たくさんのロープが垂れ下がった部屋につきます。
いよいよ、ガイドが始まります。
とはいっても、説明は全て英語なわけですから、小中学生がすべてを正確に聞きとるのは少し難しい。
そこで、両グループとも通訳役の生徒を決め、日本語でも解説を聞けるようにしました。
「みんな、今の英語わかった?ロープには絶対触っちゃだめだって。」
「一般的な鐘は、左右に揺れて鳴るだけだけど、イギリスの鐘は一回転するものが多いんだって。」
中学2年生のK君、名通訳です。
「鐘を鳴らして良いって!」
St.Nicolas churchにはドレミファソラシドの音色を奏でる8つの鐘があり、毎日15分おきに鳴るのですが、この日はせっかく見学に来たからと、なんと時間を無視して、生徒たちに鐘鳴らしを体験させて下さいました。
8つの鐘のうち、一番重いものはガイドのクリスさんの8倍の重さだそう。(つまり・・・80kg×8=640kgくらい?)
鐘から垂れているロープをひくと、あまりの重さにビックリ。逆に引っ張られて、飛んでいかないようにするのに必死でした。
更に最上階へ進むと、8つの鐘がおいてある部屋につきます。
先程のお話にあったように、鐘が一回転して、音が鳴る様子を見せてくれました。間近で鳴る大きな鐘の音に驚きながら、その迫力に接することができ、本当に貴重な体験でした。
それにしても、この日、クランレー村の住人の時間の感覚は狂ってしまったことでしょう・・・・。
階段を降り、一般の礼拝客が訪れる教会の内部を改めてガイドしていただきます。
バゴットさんは、先に質問コーナーをもうけて下さいました。
「この教会には、何人の人が座れるのですか?」
-大人だと450人、子どもだと650人くらい座れるよ。
「ステンドグラスのある窓とない窓があるのはどうしてですか?」
-あのステンドグラスのない窓は、第二次世界大戦時に、爆撃を受けて、壊れてしまったんだよ。
「あのきれいなステンドグラスは、何を記念して作られたものですか?」
-エリザベス2世の即位50周年を記念して作ったんだよ。£15,000もかかったんだ!
「ええええーーー!」
-今年は60周年だから、また新しいステンドグラスができるといいなあ。
通訳役の生徒を通しながら、こんな会話が繰り広げられました。
その後は、Alice in Wonderlandに出てくるチェシャ猫の彫刻、教会の守護聖人St.Nicolasの彫像を見たり。
床に書かれていた、
<MDCCCXLVI ・ MCMVI>
というローマ数字の年号が、いったい何年を表すのか…。
Mは1000、Dは500だよ、といった説明を聞きながら、一生懸命解読しました。
最後に教会の外で、お墓の説明や、庭に植えられている大きな木の話を聞いて、教会をあとにしました。
普段なにげなく礼拝に参加しているクランレーの教会、その歴史は今の教会の一部が建設された1190年に遡ります。
「12世紀?!日本だったら鎌倉時代だよ!」
想像すると気が遠くなるような、古い教会であることを知り、その歴史の重みを感じます。
少しずつ形を変えながら、ずっとクランレー村を見守り続けてきたこの教会。何世紀にもわたって、多くの人々が礼拝に訪れ、鐘の音色を聴きつづけてきたんだろうな・・・思いを馳せながら、ミニバスに揺られて帰路につきました。
現在、各自がフィールドワークのまとめ作業を行っており、完成した作品を廊下に掲示する予定です。

 

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