狭丘祭～個別相談も実施しています！～

狭山ヶ丘高等学校付属中学校学校

第３回 見学説明会

9月9日(日)

10:00～11:30

１号館４階　講堂にて

※狭丘祭と同時開催のためスクールバスは運行いたしません。

＊狭丘祭期間中、別室（３号館１階）にて個別相談も行っております。

＜付属中学校の当日午後の主なイベント＞

中学１・２年（発表）

13:00～　2号館2階

中学３年（英語劇）

13:35～　2号館3階

是非、ご覧ください!

狭丘祭の詳細はこちらです。

狭丘祭の開催によせて

生徒会長
行田　盛人（所沢市立美原中学校出身）

今年度の狭丘祭のスローガンは
「狭丘祭～笑顔の種を振りまこう」です。

このスローガンの下、私たち生徒会は4月から
準備を進めており、今も準備に邁進しています。

昨年度も生徒会役員として狭丘祭の運営に
携わりましたが、当時は先輩や顧問の先生
から与えられた指示をこなしていくだけでした。

しかし、今年度は生徒会長として、昨年度とは
異なり役員を鼓舞し、的確に役割を分配し、
関係者同士の調整役となって円滑に運営
されるよう司令塔とならなくてはいけません。

昨年度とはまるで正反対のことをしていかねば
ならず、大変難しく、どうすればいいか悩むことも
多くあります。

特に後輩に「仕事を考えさせてやってもらう」と
いうことは、来年度の生徒会を円滑に進めるため
には必要不可欠です。

しかし、どのように接し、声をかければ後輩たちが
自律的に行動してくれるのだろうか、と大変苦労
しました。こうした中でも、役員と協働し、順調に
準備が進められており、昨年度より堅実な運営が
できていると実感しています。

いま、多くのクラスやクラブにおいても企画・展示に
ついて検討しているところです。やはり、私と同じく
悩みつつも、仲間とともにそれを乗り越えて「笑顔」
の狭丘祭にしてくれるだろうという情熱を感じます。

狭丘祭は、我々狭丘生の”青春の結晶”です。

ご来場いただければ、必ずやお楽しみいただけると
思います。また、当日何かありましたら半被を着た
生徒会役員に声を掛けるか、総合案内所にお越し
ください。

私たち生徒会役員だけでなく狭丘生一同、「笑顔」で
お迎えいたします。

狭山ヶ丘高等学校付属中学校のオープンスクール（8月25日(土)実施）予約受付中です。

趣向を凝らした各教科の体験授業にぜひご参加ください。

理科実験や茶道にやや人気がありますが、

それ以外にも本校の在校生とも接することができる楽しい企画が目白押しです。

まだ、若干の余裕がありますが、

締切が迫っておりますのでお早めにお申し込みください。

オープンスクールの詳細はこちらへ→

第59回狭丘祭を開催します。皆様、お誘い合わせの上、お越しください。

【中学生】

1年生・・・「○○の歴史」の展示

2年生・・・「○○の時代」の展示

3年生・・・英語劇

【高校生】

1・2年生・・・趣向をこらしたクイズやゲーム

3年生・・・模擬店(ラーメン、モッフル、餃子・小籠包、たこ焼き、うどん、

ホットドック、コッペパン、焼きそば、やきとり・タピオカドリンク、クレープ)

【体育館】

吹奏楽部の演奏、創作ダンス部のダンス、なぎなた部・合気道部の演武

【講堂】

軽音楽部のライブ、合唱部、演劇部、インターアクト部など

狭丘祭の詳細はこちら→

フルシチョフさんにご馳走になった貴腐ワイン（６）

しかし貴腐ワインの思い出、これへの執着はなかなか
収まりません。

結局私は、ロンドン三越で貴腐ワインを購入する結果に
なりました。その値段は余りに高く、恥ずかしくてここ に
公開するわけには行きません。

「お前は馬鹿か」と言われるような値段なのです。 　

その「貴腐」は十七年を経て、拙宅のワインセラーに
眠っています。「何か良いことが あったときに」と思うの
ですが、その機会がなかなかありません。 　

私は、もっと安い貴腐をほかに二本持っています。
元もと酒好きではないだけに、ワイン を集めるのは
おかしいのですが、学生時代、フルシチョフさんに
ご馳走になった貴腐の味 は、それほど強烈だった
ということでありましょうか。

〈完〉

フルシチョフさんにご馳走になった貴腐ワイン（５）

しかし山梨県で、人工的に貴腐ワインを作ることに
成功したという新聞記事を読んだのです。

どのようにして作るのかは分かりませんが、山梨では
毎年これを作ることが出来るよう になりました。 　

三越にそれが売られているというので、早速出かけ
ました。しかし新聞記事にあった一本一万五千円の
物は既に売り切れていました。伝え聞くところによると、
そのほとんどは三越 の「大口お得意様」へのお中元に
使われてしまうのだそうです。棚の上には、一本六万円
の代物がありました。しかし若い私にそれを買えるわけが
ありません。諦めて家に帰りました。

その６に続く…

フルシチョフさんにご馳走になった貴腐ワイン（４）

ナポレオンがモスクワに攻め込んだとき、必死に
なって探したが、ついに発見することが 出来なか
ったワインがこれだったのだそうです。

このワインがいわゆる「貴腐ワイン」だということを
知ったのは、大学を卒業し、就職して可なり後の
ことであったように思います。 　

貴腐とは「王者の腐れ」とも言われるそうです。
何十年かに一度、この「貴い腐れ」が葡萄に付着
する場合があります。この菌は葡萄表面の皮だけ
食い尽くします。

一見するとただの腐敗に見えるのですが、皮を
失った葡萄の果肉からは水分が蒸発し、極めて
エキス分の高い果肉が生まれます。

この「腐敗」部分を取り去った果肉でワインを作る
のですが、この世の物とは思われないほど美味な
貴腐ワインはかくして作り出されます。

自然相手ですから、五十年に一度、百年に一度と
いうような幸運の所産であったようです。

その５に続く…

フルシチョフさんにご馳走になった貴腐ワイン（３）

宴会が少し進んだ頃、ボーイがフラスコに入ったワイン
らしき物を運んできました。

見る とフラスコの中でカビが浮いています。

ボーイが各自のグラスにワインを注いでくれました。

私は今もそうですが、アルコールは好きでありません。

特に当時は、酒が好きでないと いう程度ではなく、
積極的に嫌いでした。

ところが土方さんが「小川君、君は酒が好きでない
かも知れないが、これだけは飲め」と 言うのです。

土方さんを深く尊敬していた私は、やむを得ず
その忠告に従うことにしました。

わざわざ土方さんがそこまで言うのだから、よほど
珍しい酒なのだろうと思って一口飲むと、例えよう
もなく美味なのです。

甘く香り高く、その旨さと言ったら、まさに絶品。

私はたちまち全部を飲んでしまいました。グラスの
底や壁にカビがくっついています。「その カビも
指で取って食べろ」土方さんは言います。その通り
にしました。そのカビも、例えよ うもなく深くおいしい
味がしました。

その４に続く…