全日本卓球選手権の男女シングルスで、小学生たちが学生や社会人を相手に大健闘しました。
テニスの四大トーナメントの一つである全豪オープンで、錦織圭選手が男子シングルスでベスト16に進出しました。次の相手は、第6シードのツォンガ選手(フランス)です。強敵ですが、相性が良く2連勝していますので大いに期待が持てます。
大相撲では、エストニア出身の大関把瑠都関が14勝1敗で初優勝しました。
野球では、日本ハムのダルビッシュ有投手が史上最高額の契約でメジャーリーグのテキサス・レンジャーズに移籍しました。
本人の努力はもちろんですが、それぞれに新しい道を切り拓いてくれたパイオニアと言える先人がいます。
卓球では、今回13度目の挑戦で念願の全日本チャンピオンになった福原愛選手です。3歳9ヶ月から卓球を始め4歳でテレビに初登場し、負けると号泣する姿から“泣き虫愛ちゃん”と呼ばれました。数々の国際大会で活躍し、石川佳純選手もその後登場してきました。
男子テニスでシングルス世界ランク50位以内に入ったのが松岡修造選手です。錦織選手は、その松岡選手から直接指導も受けました。
大相撲で、東アジア以外の外国人力士の道を切り拓いたのがハワイ出身の高見山関です。1964年、東京オリンピックが開かれた年に入門しました。慣れない力士生活に苦労が絶えませんでしたが、親方がパスポートを預かっていたため帰国することができませんでした。厳しい稽古で涙を流し、その時に言ったといわれる「目から汗が出た」は名言となりました。16年、97場所にもわたる幕内在位は、当時の最長記録となりました。
日本人メジャーリーガーの道を切り拓いたのが野茂英雄投手です。1995年の1年目から速球とフォークボールで三振の山を築き、オールスターにも選出され先発のマウンドに立ちました。新人王、奪三振王を獲得したほか、1996年と2001年にはノーヒットノーランも達成しました。
翠陵は今年から共学になりました。
1986年の高校開校。
1999年の中学校開校。
そして、2011年の共学化は“翠陵の第3の開校”と言えます。
25年間培ってきたものをベースにしながら、その上に新しいものを積み上げていきたいと考えています。新しい文化を創造し、後に続く人たちに受け継いでいかなければなりません。
その新しい文化の創造の担い手が皆さんたちです。特に、今年入学した共学1期生である中学1年生と高校1年生の男子生徒には、大いに期待しています。
新しい翠陵のパイオニアとしての自覚と誇りを持ち、新文化の創造に進んで取り組んでいってください。