毎年入学を契機に、「文理両道のリベラルアーツ」の具体的教育活動の一つとして
著名な講演者を招き、理科関連の講演を行っています。
今年の入学記念講演会は、国立極地研究所助教授,理学博士であり、日本の南極観測隊
の39次隊や51次隊で南極隕石探査の中心を務めた小島秀康さんをお招きし、「日本の
南極観測と隕石探査」という題で講演をしていただきました。
(新島)
毎年入学を契機に、「文理両道のリベラルアーツ」の具体的教育活動の一つとして
著名な講演者を招き、理科関連の講演を行っています。
今年の入学記念講演会は、国立極地研究所助教授,理学博士であり、日本の南極観測隊
の39次隊や51次隊で南極隕石探査の中心を務めた小島秀康さんをお招きし、「日本の
南極観測と隕石探査」という題で講演をしていただきました。
(新島)
2,3年生は、生徒会を中心に何か月も前から新入生歓迎会の準備を進めていました。
毎日、春休みも限られた時間の中で、明徳を知ってもらう工夫をしていたようです。
一つに冊子の作成。
明徳の生活、ルール、そして先生方、部活の紹介など、これを見れば明徳のすべてが
分かる1冊になっています。
そしてもてなし方も話し合ってきたようです。入場から進行まで誰がどのタイミングで
何をするのか。考えに考えてきたようです。
生徒が主催ですので、先生方はあくまでもサポート役です。どうなることか…。
と心配するまでもなく、そつなくこなす明徳生はすごい!
いつの間にか先輩の顔になり、いつの間にか段取りまでできるようになっています。
ホント子どもたちのパワーはすごいものです。
これからの6年間をどのように過ごすのか、どのような明日が待っているのか楽しみ
ですね。
(新島)
少し報告が遅れましたが、3月に中学旧1年、2年合同で読書プレゼンテーションが行われました。
自分の読んだ本のどんなところが良くて、また、どんなところが人に勧められるか
をプレゼンテーションするのが、「読書プレゼンテーション」です。
時間は1分半です。生徒たちは考えを600字程度に事前にまとめます。
予選が行われ、そのあと本選になります。
本校では読書の時間に課題図書を用意しますが、その課題図書を読み終えた後は
自分で本を選びます。
この目的は、「書籍に出会う機会をもつこと」です。
今の自分の生活(経験)の中で、その本はどう映り、どんなことを教えてくれましたか。
(新島)
第4期生の入学式が本日行われました。
天候にも恵まれ、堂々と入場する新入生の姿にこれから始まる6年間の生活に対する
期待感が溢れていました。千葉明徳生として第一歩を歩み出した瞬間です。
式 辞 ( 平成二十六年度千葉明徳中学校・高等学校入学式)
『未来への 思いを誓う 桜かな』
桜前線はすでに北上し、日に日に、春本番の、彩りを増している今日の佳き日、
生浜地区 町内自治会連絡協議会 会長 長嶋 洋二様、淑明会会長荒木由光様はじめ、
多くのご来賓の皆様方のご臨席を賜り、平成二十六年度千葉明徳中学校・高等学校
入学式を挙行出来ますことは大きな喜びであります。
そして、只今、入学許可をいたしました中学生五十四名、高校生二五五名の新入生の
皆さん、入学ほんとうにおめでとうございます。新しい制服に身を包み、今日の佳き
日の感動を 決して忘れることなく、全力で今後の学校生活に臨んでいってくれること
を心から期待しています。
さて、新入生の皆さんを本校をお迎えするにあたり、まず、千葉明徳中学校・高等学校の
『明徳』という建学の精神のもとで、私達が育てたい人間像について話しをします。
『明徳』という建学の精神から、私たちが求める人間像、それは『行動する哲人』です。
『行動する哲人』とは、多くの体験や経験から様々なことを学び、自己の考えを確立
していきます。そして、それだけに止まらず、その考えに基づいて、具体的な行動に
移していける人、そんな人間像を私達は『行動する哲人』と呼んでいます。学校生活の
中で、まず、『行動する哲人』に近づくために、第一に必要なことは、積極的にそして
謙虚に『学ぶ心』を持つことです。松下 幸之助氏は、『学ぶ心さえあれば、万物すべて
これ、我が師である』と説いています。まずもって、皆さんは日々の授業を中心に様々
なことを、積極的に学んでいって下さい。そして、その学びの中から、ものの見方、
考え方をを豊かにし、自己の可能性を拡げていって下さい。
また、私達は、同時に心も育っていく学校でありたいと願っています。そのために、
千葉明徳は学校行事や部活動も大切にしていきます。行事や部活動、こうした時間を
共有することで、生徒同士、さらには、私達、教師との共感も生まれ、その共感は
やがて、深い信頼関係に発展し、すべての行動の意欲に、繋がっていくと確信して
います。
新入生の皆さん、千葉明徳中高での主役は皆さん自身です。中学生は六年後、高校生
は三年後、将来の自分の進路をしっかりと見出し、真の『行動する哲人』として、
巣立っていったくれることを、心から期待しています。
さて、つい一ヶ月前には、三・一一大震災から三年が経ちました。三年前の震災では、
皆さんと同世代の小学生や中学生のたくさん尊い命が失われました。同じ一ヶ月前に、
本校からも、卒業生三五三名が巣立っていきました。その中で、答辞に立った大音 な
お美さんは、『あのとき、私たちと同じように高校へ入学し、学ぶはずだった多くの
若者の未来が閉ざされました。あのときの世界各国からの支援、今も自分たちの町を
蘇らせようと強く生き続けている人々の存在、人間一人ひとりの力は小さいけれど、
人々の思いが一つになれば、大きな力になるのだということを確信しました。
人々の生きる強さを心にとめ、どんな困難にぶつかっても学べることに感謝し、
生きていくことが私たちの使命だと思います。と、参列者に呼びかけました。
この先輩が託した思いは、皆さんへのメッセージでもあります。
皆さんは、次代を担う若者として震災の教訓を風化させない役割を担って欲しいと
共に、他人のいたみに寄り添える優しい大人に成長していって欲しいと心から願って
います。
保護者の皆様方、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。私達教職員一同
も、その喜びを共有すると共に、責任の重大さを痛感しているところであります。
保護者の皆様方、家庭教育と学校教育は、まさに車の両輪であります。学校と家庭が
協力し合い、温かい愛情の中にも、厳しさをもって接していくことが、必ずや学力・
人間力の向上につながり、将来を担う、子供達の教育の基本になると考えています。
どうか、保護者の皆様方の、温かいご支援・ご協力を、お願い申し上げます。
結びにあたり、新入生の皆さんへ、今日の佳き日のお祝いとして俳人 高浜 虚子の句を、
一句贈ります。
『春風や闘志抱いて丘に立つ』
今、皆さんは千葉明徳という希望の丘に立ち、これからの人生・学校生活に、どう挑戦
していくべきか、闘志を燃やしているところだと思います。すべての新入生の皆さんに、
洋々たる前途が開かれんことを、心から期待し、式辞と致します。
平成二十六年四月七日
千葉明徳中学校・高等学校
校長 園 部 茂
そして初々しい新入生の代表生徒が保護者ならびに先生方の前で堂々と宣誓しました。
新入生代表
『駅から校舎へ向かう坂では桜の花がとてもきれいに咲いています。合格の知らせを
いただいてから、その坂を登り、まぶしく光る新校舎に足を進める姿を想像してきま
した。そして今日、ついにその日を迎えました。暖かな風に舞う桜の花びらは、まる
で私たちの入学を歓迎しているかのようです。私たち千葉明徳中学校新入生54名は、
今、希望に満ちあふれています。
制服が手元に届いてから、何度も袖を通しては、中学校へ通うのを楽しみにしていま
した。この新しい制服に包まれて、仲間と共に机を並べ、多くのことを学んでいくこと
を考えると期待に胸がふくらみます。
もちろん、楽しみなことばかりではありません。不安なこともあります。それでも私
たちは、友だちや先生方、家族と一緒に何事も乗りこえていきたいと思っています。
今、世界を見渡せば、環境の変化による災害の増加や、多くの地域で起こっている紛争、
日本でも三年前に起きた東日本大震災からの復興の遅れなど、たくさんの問題や課題が
あります。そのようなニュースを耳にする度に、自然に対してや、科学技術の発展や
その利用について、また、いろいろな環境で生活する人々についてなど私たちがこれ
から生きていく上で考えなければならないことがたくさんあると感じています。
これからの中学校生活では、社会の為、人の為、自然の為に何が出来るのかを考え行動
していきます。どんなことにも積極的に参加し、将来なりたい自分を描きながら、充実
した中学校生活を送っていきます。そして、これからの学校生活の歴史を先輩方と一緒
に築いていきたいと思います。
新入生全員が、プライドを持ち、千葉明徳中学校の「心を育て、知を磨く」教育に正面
からぶつかっていくことを、ここに誓います。』
(新島)
今日から新学期のスタートです。
桜舞い散る学園キャンパス内で、 本日始業式がありました。
1学年あがった生徒をみて、 1年前からしてみるとだいぶ大人になった感じを
受けました。
『2014年度4月5日 千葉明徳中学校・高等学校第1学期始業式校長講話
いよいよ平成26年度がスタートしました。明後日の入学式では、中学生54名、
高校生255名の新入生を迎えます。平成26年度は、高等学校にいよいよ中高一貫
コースの生徒が進級してきます。また、高校1年生から男女ともに制服が変わります。
中学生は全体で154名、高校は全体で965名、千葉明徳中学校・高等学校として
1119名の生徒が学んでいくことになります。
今、ここに座っている千葉明徳中高生の皆さん、改めてそれぞれの学年への進級
おめでとうございます。
皆さんの進級にあたり、この1年間の皆さんの生活の中で心にとめておいて欲しい
ことを1つだけお話しをします。
それは、古代中国に老子という思想家がいました。その老子の教えに、
『終わりを慎むこと、初のごとくなれば、敗るることなし』という教えがあります。
この意味は、物事は最後の最後まで、初心を忘れずに油断をしないで進めていけば
絶対に失敗はしない。なにか物事を進めていくときに、9割、進んだものの、あと1歩
というところで油断をして失敗してしまうという例はよくあります。
このことは、この1年、皆さんが臨んでいく、大学受験や部活動のここぞという試合、
文化祭や体育祭などの行事など、すべてことについて共通しています。
物事を始めるときは、人間誰しもが『よーし・やってやるぞ!』という意気込みや
緊張感を持っていることと思います。ところが、人間は、その環境に対して
『すぐに慣れる』という習性を持っています。そして、慣れるには二面性があります。
苦しいことに慣れる。頑張ることに慣れる、これは、すごく良い慣れ方であり次の
段階へのやる気にも結びついてきます。
しかし、ついつい人間は、楽な方に流れる、手抜きをすることに慣れるという悪い
慣れ方をしてしまうこともあります。勉強や部活のときに、悪い慣れ方に陥って
しまったら、言うに及ばず結果は見えてしまいます。この老子の言っていることを
更に端的に言うと、『物事を進めるときは、最後の一歩を甘く見るな』ということ
であります。
なるべく、早い時期に、頑張ること・努力をすることを惜しまない、良い慣れ方を
して欲しいと思います。
もう一度、言います、『終わりを慎むこと、初のごとくなれば、敗るることなし』
是非、覚えておいて下さい。
それでは、明後日は、皆さんの後輩の皆さんが入学してきます。
皆さんは後輩の諸君にまさに模範であり、そして憧れの先輩であることを心から
期待しています。
平成26年度、生徒の皆さんと私達教職員で千葉明徳中高をますます良い学校に
していきましょう。以上です。
千葉明徳中学校・高等学校 校長 園 部 茂』
それぞれが新たな想いをもって さらなる成長への1年を歩んでいくことでしょう。
(杉本)
明日は始業式です。春休みも終わり、新しい学年が始まります。
今日は3月に3学年合同で行なわれた英語のスペリングコンテストの報告です。
その年に習った1年間の英単語を一斉にテストしました。
およそ1200語の単語を一斉に書いていきます。
覚えたはずの単語を忘れてしまっていたり、スペルを間違えていたり、まだまだ修行が
足りません。
英単語に学年は関係ありません。どんどん覚えて「単語王」に早くなりましょう!
(新島)
7日間の滞在を終え、無事に日本に戻ってきました。最終日の様子を少しだけ振り返ります。
3日目からお世話になっていたドライバーのリッキーさんとボストン・ローガン空港でお別れし、チェックイン。成田よりもずっと小さな空港内で最後の買い物を済ませ、直行便に乗り込みました。機内では、この7日間の疲れが一気に出たのか、13時間のフライトのほとんどを寝て過ごしていた人が多かったように思います。
成田に着くと、税関で同級生のお父さんにバッタリお会いしてホッとする場面もありました。そしてゲートを出ればたくさんの保護者の皆さんのお出迎え。全員の顔が一気に緩み、帰ってきたことをしみじみと実感していました
長いようであっという間だった7日間。英語を使う、という経験もさることながら、日本とは全く違う、異文化の世界に浸かることができた、本当に濃密な7日間でした。この経験は、自分の人生の貴重な宝物になったはずです。この経験をしっかりと生かして、今後の生活を送って欲しいと思います。
中学を卒業したばかりの我が子を送り出してくださった保護者の皆さん、計画段階から丁寧に準備をしてくださったkntの太田さん、7日間全てを順調に進めて下さった添乗員の加々見さん、現地でお世話になったたくさんの方々、本当にありがとうございました。
(土佐)
7日間のボストン滞在も、もうじき終了。生徒たちは空港でボストン最後の時間を過ごしています。搭乗まであとわずか。
待っているご家族の皆さん、もうすぐ帰ります!
27日の今日は班別自主行動の日です。男女2つのグループに分かれて行動しました。
男子は電車でボストンコモンに行き、そこからフリーダム・トレイルを歩くコース。3月とは思えないほど寒い上に風も強いなか、3.4kmの道のりを歩き切り、終点のバンカーヒル記念塔も登りました。チェックポイントのプルデンシャルセンターまでも歩いて戻ったので、やや疲労もたまったようです。
女子はボストン・ダックツアー(水陸両用バスによる観光)で水辺の町ボストンを堪能したあと、食事やショッピングを楽しんで、すっかりボストンライフを満喫したようです。良い旅の思いでとなったのではないでしょうか。
自主行動を終えたあとは、MITのCOOP(どうやらボストニアンはクープと発音するよう!?)で最後の買い物を済ませ、ボストン最後のディナーとして中華料理を楽しみました。
ちょっと疲れたけれど盛り沢山の1日を終え、明日はとうとう最終日です。
(土佐)
ここボストンは3日目の24日から寒さが厳しく、連日氷点下の気温を記録しています。
5日目の今日も雪が心配されましたが、予定通りウィンチェスター高校での体験授業に向かうことができました。
校長先生自らお出迎えをしてくださり、すぐに1人ずつバディが付いてそれぞれの授業へ。数学、生物、国語といった科目から、英国史やイタリア語、犯罪科学まで様々な授業を体験しました。
正直いって、授業の内容自体はほとんど理解できなかったかもしれません。
しかし、Critical Thinking(批評的思考力)の育成を最も重要視するアメリカの高校生活をほんの少し味わうことで、ものすごい刺激になったのではないでしょうか。授業では先生からも生徒からも質問が飛び交います。自ら考え、自分の意見をはっきり述べる同年代の生徒たちから得たものは大きいことでしょう。
明日はいよいよ最後の活動、市内自主行動です。ガイドの付かない班別の散策を楽しみ、自分たちなりのボストンのイメージを作って欲しいと思います。
(土佐)
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