今日のⅠ組の生徒が書いた日誌には、

1年前の東日本大震災についての思いが多く書かれていました。

どの文も胸を打つものでした。

さて、私達は被災を受けた方々に何ができるんでしょうか。

 

上野孝裕

 

~~ある生徒の日誌より~~

 

東日本大震災から、1年。もうあの日から1年が経つんですね。

早いな・・・と改めて思いました。

テレビで津波の映像が流れているのを見ると、悲しい気持ち、恐怖が伝わってきます。

あの津波で何人の方たちの命がなくなったか・・・。

そして残された人たちのつらさが伝わってきます。

(今日なぜか私も津波の夢を見ました。とても怖かったです。)

だから、亡くなった人たちの分、命を大切にして、今を生きていこうと思いました。

早く被災地の復興が進められたらいいと思います。

今日で3日間の学年末考査が終了します。

勉強は、教養豊かな人間になるためのもので、いくつになっても必要だと思います。

若いうちは、目標がないとなかなか勉強はできません。

そういう意味で、試験及びその為の勉強は

今まで学習したことを自分の知識として固める大切な時間です。

試験が終わると勉強したことを忘れてしまうようですが、そんなことはないと思います。

授業中しっかり聞き、それをまとめ自分のものとして身に付ければ、そんなに簡単には忘れません。

しっかり勉強した人は、試験が終わった開放感に浸ってください。

一夜漬けで覚えたものは、すぐに忘れますけれど。

 

上野孝裕

一年間の学習の成果がこの試験で出ます。

皆、この一年間自分なりに頑張ったと思います。

この自分なりにがくせ者です。

自分では、頑張っているつもりなのに、他人が見るとそうは見えないことがあります。

「頑張っているなあ」と、他の人にも思わせる行動が求められます。

試験は、頑張りの程度を客観的に見るための時間です。

得点で頑張りの具合がある程度分かります。

一生懸命学習に取り組んだ生徒は、結果が楽しみでしょう。

(スポーツに例えるなら練習と試合の結果と同じです)

 

上野孝裕

理科では、「まとめて・書いて・発表する」の一環として、新聞作りをしています。

今回は「学年末考査 ここでるぞ新聞」を理科室の前に掲示しました。

掲示中は「○○さんの新聞キレイ」や「○○くんのまとめ方上手」などの声が、

廊下に響いていました。良い勉強になったでしょうか。

 

おなじ内容をまとめても、それぞれ違って楽しいものです。

 

キャラを作ったり、ストーリ仕立てにしたり、楽しみながら学べるアイデアもたくさんあります。

授業担当者としては、生徒がどのように理解を深めているのかが分かるので、とても勉強になります。

それは、みんなが一生懸命新聞つくりをしてくれるおかげです。

 

最後に、明日は理科2のテストがあります。

覚える内容は多く、難しい内容になっています。

しっかりと準備し、最後まで諦めないでください。

 

少年老い易く学成り難し

 

(奥村)

先日、久しぶりに数学の授業に参加しました。

その時の内容は、幾何編に入ったところでした。

はじめに簡単な復習をし、ドリルに入りました。

すると早く終わる生徒となかなか終わらない生徒がいました。

そのうち、早く終わった生徒が終わらない生徒に問題を教えはじめました。

人にものを教えるためには、完璧に自分が理解していなければ教えられません。

教えることにより、理解が深まり定着します。

そんな効果もねらっています。

また、教わった生徒は、「次は教える番に回るぞ」と、いう意欲が湧き立てられると思います。

教え合う生徒達を見ていると、なんだか微笑ましく見えました。

 

上野孝裕

この時期、入学予定者の希望者を集めて算数の講習会を実施しています。

目的は、入学式までに勉強の意識を高める事と

生徒同士・先生とのコミュ二ケーションを図ることです。

今年度はこれまでに、2月25日、3月3日の2回開催しました。

午後1時30分~3時15分までの105分間ほとんど休憩も取らず、

真剣に問題に取り組んでいました。

その集中力があれば、どんな難問でもいずれは解けると思いました。

また、同じ班のメンバーともすぐに仲良くなって会話を交わす光景も見られました。

しかし、すぐには馴染めずほとんど会話のない生徒もいました。

算数講習会はあと1回ありますので、早く友達を作って欲しいと思います。

次回は22日(木)に行います。

早く中学校に慣れて欲しいという願から、中学1年生がアシスタントとして付きます。

どうぞお楽しみに。

 

上野孝裕

先週、2つの卒業式がありました。

1つは1日に行われた千葉明徳高等学校の、もう1つは3日に行われた私の前々任校の卒業式です。

 

明徳高校の卒業式では、私が本校に赴任して初めて持ったクラスの生徒、

そして受け持った授業で教えた生徒たちの、晴れ晴れとした表情を見ることができました。

特に、元担任だったクラス(入れ替えがほとんどないクラスだったのでメンバーはほぼ同じ)

では、ホームルームに少しだけお邪魔して、お祝いのメッセージも送ることができました。

式の終了後にお母さんと一緒にあいさつに来てくれた、ある生徒のスッキリとした顔。

2年前も素直な生徒ではありましたが、悩んだり苦しんだりしていた時期に見せていた

雰囲気はすっかりなくなり、大人になってこれからのステージに向かっていける、

そんな表情を見せてくれました。別れ際にくれた手紙を読み、涙が出ました。

こういう生徒がいるのだから、教師をやっていける、そう思えた1日でした。

 

そして、土曜の前々任校の卒業式には参加できませんでしたが、

何人かの教え子たちからメールが届きました。

彼らは私が前任校で初めて学年団に入り、中1,2年生の副担任として

受け持った生徒たちで、顧問をしていた吹奏楽部の部員たちも多くいます。

希望大学の結果待ちの生徒、見事に希望通りの大学に進めた生徒、

自分の勉強してきた経過に納得がいかず浪人を決めた生徒。

それぞれに「進路を決めるのは自分」という意識を持ち、前に進む準備ができている

様子を知り、本当に嬉しくなりました。

 

2つの学校の、私にとって馴染みの深い、同じ学年の生徒たち。

3年間、また6年間をずっと持ちあがれることはかないませんでしたが、

彼らが高校を卒業して、その報告をしてくれたことで、

少しだけその気持ちも味わうことができました。

 

今の中学1年生たちが卒業するときにも、何とも言えない感慨を味わうことでしょう。

その日を夢見ながら、彼らとも精一杯学んでいきたいと思います。

(土佐)

9日(金)から後期の期末考査が始まります。

1年間の学習をどの程度身に付けられたかが問われます。

得点や順位は目標であって、目的ではありません。

前回失敗してしまったと思っている人は、その試験準備を振り返って、

同じことを繰り返さないでください。

また、結果が良かった人は、どのようにすればよい結果が出るか分かっていると思いますので、

前回同様、またはより良い方法で取り組んでください。

結果は自ずと付いてきます。

 

上野孝裕

一昨日は、高校の卒業式でした。

主役は、何と言っても卒業生です。

本校で学んだ成果が卒業という行事でひと区切りつきます。

多くの生徒が進学しますが、自分の思うところに進学した生徒・そうではない生徒など様々です。

彼らを教えた先生方が中学校には数名います。

卒業生達が数日前から中学の職員室に来て、教わった先生に進路先の報告に来ていました。

その顔つきを見ると多くの生徒が晴れ晴れしい顔つきをしていました。

きっと思い通りの大学に合格したのでしょう。

それらの生徒に係わった教師にとっては、この上ない喜びに違い有りません。

後5年後には、同じような光景が見られることでしょう。

 

上野孝裕

ここ2週間ほど、出勤してくると職員室で担任の先生(英語科)に

数学の個別指導を受けていた生徒がいました。

何事にも真面目に取り組む生徒ですが、

小学校時代に追い込んで勉強していなかったため、

進度の速い中学の授業に付いていくのに四苦八苦しています。

 

昨日、その生徒と掃除の時間のあと廊下で出会いました。

すると、「数学のテストが良かった」と、ニコニコした顔で報告してくれました。

そんな笑顔を見ると何だか「ホッ」と、します。

一生懸命やったことが報われるなんて、何と素敵なことか。

(世の中、報われないことの方が多いと思います)

今後も苦労すると思うますが、「やればできる」の気持ちで頑張ってください。

 

上野孝裕

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