昨日から続く雨に強い風も加わって

今朝は一段と冷え込みました。

子ども達は暖房の効いた教室に入ると

「あったかーい!」とはしゃいでいました。

 

さて、日出学園小学校では

3年生から専任教師による

書写の時間があります。

週1時間の授業ですが

正座をして筆を持つ。

この4年間の繰り返しの中で、

文字を書くことだけでなく、

物に取り組む姿勢や、道具の使い方が身に付いていきます。

今日から1月の書き初め展にむけて練習を始めました。

書写室から机を取り除き、

子ども達は床に正座をして

書き初め用の長い和紙に文字を書いていきます。

一文字一文字、

神経を研ぎ澄まして書いていると

自分の思ったとおりにできない自分に出会います。

俗に言う『自分のライバルは自分』です。

悔しさを力に変えて

自分を乗り越えたとき、

人は輝いて見えるのです。

 

今朝の体操朝礼は雨のため放送朝礼となりました。

本校では、週番と言って、

朝の欠席連絡を受けたり、落し物を預かったりするなど、

教師が週代わりで行う仕事があります。

また、週番は、週の始めに行われる朝礼で一言話をします。

本日は放送朝礼でのお話でした。

「寒くなってきましたね。空気も乾燥しているので火事が多くなります。」

と、週番の教師は話し始めました。

小学校の時に隣家で起こった火事がとても怖かったそうです。

 「日出学園小学校の皆さんも、火の元には十分気をつけましょう!」

そして、終わりには、拍子木を使って実際の夜回りパトロールのように

「マッチ一本火事の元・・・」

と、呼びかけを行いました。

聞くところによると、この拍子木はかんなまで使って丁寧に仕上げた自慢のものだそうです。

最近では、夜回りも減ってきているのでしょうか。

驚いたことに、この年末の風物詩ともいえる夜回りの声を聞いたことが無い子が半分もいました。

そういえば、街中でもあまり見かけなくなりました。

 

皆さま、火の元には十分気をつけましょう。

我々教師は、子どもたちにより良い授業を受けてもらうために

日々、教材研究を行っています。

そして、より分かりやすく、より丁寧に

かつ関心や興味がわくような授業ができるよう心がけています。

 

さて、本日は日頃の教材研究がしっかりなされているのかどうか、

研究授業が3年生の教室で行われました。

ユニークな授業でしたのでご紹介いたします。

単元は算数の『円と球』です。

円と球。

違いは分かっていても説明をするのは意外と難しいものです。

 

教師は同じ丸いものであるドッヂボールとラグビーボールを見せ、違いに気づかせます。

「ラグビーボールは、こっちから見ると円だけど、横から見ると円ではない。」

友達の発表にどの子もうなずいています。

 

事前に用意していた様々な方向から撮影したドッヂボールの写真を見せて、球がどういうものかを考えさせます。

球は、「どこから見ても円に見える形。」

子ども達の中から球の定義を見出させることに成功しました。

 

また球は、どこを切っても常に円なのです。

「では実際に切ってみましょう。」

子ども達は休み時間に使っているボールを切られてしまうと思い反対します。

 

そこで、登場したのがまん丸のメロン。

横に切っても斜めに切っても円の形をしていました。

実際に切られたものを見て、子どもは更に納得をしたようでした。

 

 

研究授業は、若い教諭だけでなくベテランの教諭ももちろん行っています。

年齢を問わず、見てもらったり、見たりすることで授業力を高めます。

つまり、研究授業は、授業をする教師だけの研修ではないのです。

他の人の授業を見て、自分自身の授業を振り返り、そして反省をする機会となります。

 

多くの教師の研究授業を通して、日出学園小学校の授業が磨かれていきます。

日出学園小学校では、子ども達の視野が広げられるように、各学年、多くの校外学習を行っております。

実際に見て聞いて触っての体験は、とても大切です。

 

今日は、晴天の中4年生が『市川市クリーンセンター』と『千葉県野菊の里浄水場』へ社会科見学に行って参りました。

社会科の『健康なくらしとまちづくり』で、必要な飲料水の確保と廃棄物の処理について学習したばかりなので

実際の現場へ行ってどのように行われているのかを学習します。

 

午前中は『市川市クリーンセンター』です。

運ばれて来たごみをどのように処理するかいうことを実際の現場で見ました。

ごみを運ぶクレーンは大きくて、迫力満点でした。

このクレーンで1度に運べる量は、収集車3台分にもなるそうです。

 

見学後にバスに乗って再び移動です。

1時間ほどで『野菊の里浄水場』に到着。

広場でお弁当を食べた後、見学をしました。

 

その広場には意外な秘密が…。

江戸川の水を取り入れて、様々な過程を経て、安全な水になります。

その水をためておく、巨大な貯水池がお弁当を食べた広場の地下にあったのです。

 

浄水場で作ったお水も飲ませて頂きました。

本日学習したことは、今後の私たちの生活に役立つことばかりです。

ぜひ活かしていってほしいと思います。

 

先週から始まった日出郵便ですが、

早くも残りわずかとなってしまいました。

本日は子ども達から先生に届いた

お手紙の内容を一部ご紹介したいと思います。

寒さが日増しに強くなるこの時期に

心温まるお手紙が沢山届きました。

1通目  3年生

先生 こんにちは

先生はかぜにならないように

どんなくふうをしているのですか?

わたしは、マスクをつけたり、

うがいをしたりしています。

こんど教えて下さい。

これからも授業よろしくおねがいします。

 

2通目  5年生

Dear 〇〇〇〇

Hello,How are you?

I.ve been good.

I like Piano.

How about you?

What time do you get up?

Do you like Piza?

Please write back,

Your, teacher,

3通目 4年生

いつも授業でいろいろなことを

教えてくれてありがとうございます!!

先生は何の食べ物が好きですか?

私はカレーが大好きです!!

私はいつもていねいに教えてくれる

先生のことが大好きです!!

これからも頑張りますので、

よろしくお願いします!

 

4通目  3年生

私は音楽がすきです。

なぜなら歌をうたうと

心がおちつくからです。

わたしはだいたい音ぷの名前がわかりません。

わたしはピアノをやっていたけれど

やめてしまいました。

なぜなら先生についていけなくなって

あきらめてしまったからです。

あきらめるのがわるいとは

おもっているんだけれど

やめてしまいました。

先生はどうおもいますか?

おへんじまってます。

 

 

本日は1校時から4校時までの午前中の時間、

授業参観が行われました。

毎週水曜日は学年集会のため、

8時15分頃から教室前の広間に

子ども達が集まります。

朝早い時間にも関わらず、

すでに多くの保護者様が参観されていました。

子ども達はみんな、

お父さん・お母さんにいいところを見せようと

一生懸命に頑張っていました。

高学年になると、

少し恥ずかしがり、そっけない態度を取りますが、

本心には『認められたい』という気持ちがあります。

低学年の『褒められたい』とはまた別のものです。

どうか今日一日での良かった点を

伝えてあげてください。

どんな些細なことでもいいです。

行動には移せなかったとしても

頑張ろうとした気持ちを認めてあげてください。

皆様の一言が、明日からの更なる学習意欲向上に繋がります。

 

日出学園はオーストラリアのメルボルン郊外に「セントポールズ・アングリカン・グラマースクール(St Paul’s Anglican Grammar School)」という姉妹校を持っています。

中高生は、お互いの夏休みを利用してホームステイをして語学や文化等の交流を行っていますが、小学生はまだできません。

そこで、思いついたのがインターネットを利用した交流です。

この交流も今年で8回目になります。

 

多目的ホールに6年生が集まり準備が整うと、金髪で目のぱっちりした子ども達の笑顔が画面に飛び込んできました。

日本とオーストラリア、8000kmもの距離が一気に縮まった瞬間です。

『ハロー』『コンニチハ』

交流の相手は日本語を勉強している中学2年生です。

遠く離れたオーストラリアの中学生とパソコンの画面を通して言葉を交わします。

 

まず、司会の子のあいさつの後、日出側が学校紹介をしました。

10名の子ども達がイラストや写真を持ってカメラの前に立ち、1人1文ずつ学校のことを伝えます。

子ども達は緊張しながらも、何度も練習してきた文章を、気持ちを込めて話していました。

お弁当や休み時間の紹介文では、実際のお弁当を見せたり、縄跳びを跳んで見せたりもしました。

 

オーストラリアの人たちは、自己紹介で自分の部屋の紹介をしてくれました。

「○○があります。」「広いです。」「明るいです。」など、今習っている単元の文章を使った紹介だそうです。

一人一人の自己紹介の後に、子ども達が自発的に拍手をしていたことは素晴らしいと感じました。

 

次に日出側から学園歌を、セントポールズ側からオーストラリアの国歌を披露し合いました。

普段の歌の時は、恥ずかしがって声を発することを嫌う6年生も今日は元気よく歌ってくれました。

最後にお互いに質問をし、お別れをしました。

「サヨナラ!」「グッバイ!」

通信の切断をためらわせるくらい、いつまでも名残惜しそうに手を振っていました。

 

お弁当の時間には、サプライズにオーストラリアのお菓子「Tim Tam」が配られました。

何のためらいも無くすぐに食べてしまう子、今食べようか、それとも食後に残そうか思案している子、食後に食べると決めて、お弁当のふたの上に置く子など、人それぞれですが、どの子も嬉しそうでした。

 

こうした形で海外の方と顔を合わせて交流ができるということは、とても有意義なことだと思います。

この交流を通して、日本とつながりの深いオーストラリアの文化を知り、自国の文化を再認識し、さらには、他の国にも目を向けるきっかけとなればと願っています。

この繋がりを大切にして、これからも子ども達に貴重な体験ができるように今後も続けていきたいと思います。

毎年この時期

日出学園小学校では

赤い羽根共同募金に参加しています。

児童会を中心にして

募金活動を行います。

活動場所は学校内です。

朝みんなが登校する時間に

募金箱を持って呼びかけます。

 

何不自由なく生活している私たち。

何か少しでも誰かのためにできることはないかと

活動しています。

この活動は特別なものではなく

私たちが常に心がけていきたいことでもあります。

してあげるのではなく参加できることがわかること

それは人を助けることにもなりますし

自分を成長させることにもつながります。

自分には何ができるのだろう。

何ができないのだろう。

できるようになるためには

どうすればよいのだろう。

自分に足りない力はどういう力なのか。

些細なことかもしれませんが

一つ一つのそのようなことが

生きていく力となっていくと思います。

 

子どもたちは

配られた赤い羽根を

思い思いの場所につけています。

心につけた赤い羽根はいつまでも

はがれることなく

身に着けておいてほしいです。

募金活動は

今月28日まで行います。

日出郵便局が開局して

1週間がたとうとしています。

毎日毎日

お昼のお弁当を食べるときに

「今日は、○○○枚、配達しました。」

「宛名や住所の間違えに注意しましょう。」と

かわいらしい声で2年生から放送があります。

ちなみに今日の配達枚数は1044枚です。

 

毎日たくさんのはがきの枚数を

2年生のポストマンたちは

各教室に届けてくれます。

どの教室でもはがきが届けられるのを

とても楽しみにしています。

 

今日は2年生のために用意された

ポストや郵便受けやポスター

はがきに印刷される切手のデザインなどを紹介します。

 

ポスト4つと、郵便受け各クラス分は、4年生が作ってくれました。

さまざまな工夫がされて楽しいですね。

なかなかセンスがある作品が多いです。

 

校長先生の部屋にもあります。

今年は校長宛に何枚くらいのはがきが来るのでしょうか。

うれしくもあり、苦しくもあるお届け物です。

(時間のあるときに必死に返事を書いている姿を見かけます。)

 

ポスターは5年生が書きました。

きれいにかけています。

はがきを出すときに

ほほえましく感じます。

色もきれいに使われています。

ポスターは大きなはがき投函用のポストと一緒においてあります。

 

はがきの切手のデザインは6年生が担当しました。

一生懸命に描いてくれた作品は

どれも甲乙つけがたく

日替わりで多くのデザインを皆さんに配っています。

はがきを出す人は切手に色を塗って

さらにかわいらしくして

はがきを出します。

もらったはがきを見ると

出す人の気持ちがそんなところからも伝わってきます。

 

さあ、今日は何枚のはがきが届けられるのでしょうか。

職員室にも元気なポストマンが

はがきを届けに来ました。

「日出郵便です。はがきを届けに来ました!」

ここ数日、天気予報では雨マークが続き

空模様が心配されていましたが、

本日はカラッと晴れた天気の中、

写生会を行うことが出来ました。

 

図工専科の先生の指導を仰ぎながら

午前の時間をいっぱいに使って

心のこもった作品へと仕上げていきます。

1、2年生は各クラスでお友達の顔を描きました。

お友達と机を向き合わせて、お互いの顔をじっくり見て描きます。

 

3年生から上は自分の画板とクレパスを持って、

校外へと赴きます。

 

3,4年生は須和田公園です。

きれいに紅葉したイチョウの木々が入り口で待っていました。

中に入ると色とりどりのお花や紅葉で色を染めた木がたくさんありました。

奥まで入ると、バラ園があり、きれいなバラが大きなものから小さなものまで咲いていました。

 

先生からの諸注意が終わると描きたい場所へ移動をします。

なかなか描きたいものが決まらず、迷っている子も何人か見かけましたが

さすが4年生、描きたいものを事前に考えていたそうです。

すぐに敷物を広げて準備を始めます。

ティッシュで色をグラデーションにしたり、指で色を伸ばしたり

色々な工夫をしていました。

そんな4年生見て、3年生もマネしながら取り組んでいました。

納得のいくものが描けたのでしょうか。

 

5年生は手児奈霊堂、真間稲荷神社です。

神社の横には大きな池があり、

そこには無数の蓮が浮かんでいます。

途中、カワセミなどの野鳥も見ることができました。

子ども達は紅葉のきれいな木々を描いたり、

歴史を感じさせる建物を色を工夫して描いたりしていました。

6年生は弘法寺です。

5年生の場所から1分ほど歩き、

急な石段を上っていくと境内に入ります。

仁王門をくぐると直ぐに、

伏姫桜という樹齢400年以上の枝垂桜があり、

その存在感に圧倒されます。

子ども達は弘法寺の本殿や祖師堂、

赤門の奥にある大黒堂などを描いていました。

 

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