三輪田学園に新しいALT(外国語指導助手)の先生がいらっしゃいました。アイルランド出身のLaura Parry先生です。中2のAdvanced Classでは、事前に与えられたテーマ(出身国、趣味、食べ物、休日、動物など)に沿って、グループでLaura先生への質問を考えました。生徒達にとって、初めてお会いするALTの先生に英語でインタビューするのは初めての経験でしたので、最初はちょっと緊張した面持ちでしたが、直ぐに打ち解けて、みんなが自信を持って質問することができました。時々、大きな笑い声も起こるなど、楽しみながらインタビューすることができたようです。英語が聴き取れなかった時や会話を発展させる表現の練習もできました。英語でのインタビューを終えた後は、協力して内容をまとめて、クラスでグループプレゼンテーションを行いました。どのグループの生徒達も、大変頑張りました。Laura先生も、自分の紹介を聞くのは恥ずかしいけれど、とても嬉しいと喜ばれていました。

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12月3日(金)の午後、中学1年生全員で千代田区の科学技術館に行ってきました。

これまで春の合宿も遠足も残念ながら行くことができなかったので、念願の学年全体の校外学習です。クラスで周知した際は歓声が上がるほどでした。

 

当日は天候にも恵まれ、靖国神社や北の丸公園の美しく彩られた銀杏を見ながら落ち葉の上を歩いたり、集合写真を撮影したりしながら、散策も楽しむことができました。

 

科学技術館ではクラス内の班ごとに体験的に楽しく学びました。丁度、理科で勉強中の光の屈折を実際に見てみたり、最新技術のシミュレーションで運転してみたり。ワークショップ「放射線をみてみよう」にも参加でき、充実した学びになりました。

 

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中学二年生の現国の授業で、哲学対話を行いました。ふだんの哲学対話では、自由に問いを出し合って対話のテーマを決めますが、今回は「走れメロス」を学習した上で浮かんできた問いを出し合い、対話を行いました。
「作者はなぜ『走れメロス』という題名をつけたのか?」「真の勇者とは何か?」「今後、メロスとセリヌンティウスと王は信頼し合うことができるのか?」という作品に関する問いから、「友情はどこから生まれるのか?」「信頼できる人とできない人の違いは何か?」「正義とは何か?」のような、『走れメロス』のテーマに関連した問いまで、様々な問いが出ました。

 

哲学対話では、問いを立て合いながら対話を行うことで考えを深める能力を身につけられるほか、メンバーとふだんはなかなか話さないようなテーマで対話をすることでお互いをよく知り、親睦を深めることができます。生徒たちは活発に対話し、ふだんは見えてこないクラスメイトの考えや姿勢に、刺激を受けていたようでした。生徒の感想を、一部紹介します。

 

「みんなで話し合っている内に新たな疑問が生まれて、それをまた話し合うのが面白かった」「次の哲学対話で話してみたいテーマが、今日の哲学対話で見つかった」「自分が当たり前だと思っていたことが、他の人から見たら全然当たり前ではなかったことが衝撃だった」「みんなの価値観の違いが浮き彫りになって面白かった。これからも授業で哲学対話をやりたい。」

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中学2年生は、平和学習の一環として、第五福竜丸に関する学習を深めました。

第五福竜丸とは、昭和29年3月1日に太平洋のビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験で被ばくした木造漁船です。乗組員だった23人の日本人が被ばくした他、実験が行われた現地の民間人が放射能の被害を受けたとされています。

 

11月18日(金)、第五福竜丸展示館学芸員の市田氏による講演を実施しました。三輪田学園ではこれまで、当時第五福竜丸の乗組員だった大石又七さんと、学芸員の市田さんとのコラボ講演を行っていましたが、大石さんは今年の三月に亡くなられました。市田さんは「語り継ぎ部」として、今年度も三輪田学園の中学二年生に核兵器の恐ろしさを伝えてくださいました。初めてビキニ事件の詳細を聞く生徒もおり、メモを取りながら真剣にお話を伺っていました。講演後は多くの質問が挙がり、実りのある講演となりました。

 

11月26日(金)には、市田氏による講演を受けて、江東区夢の島にある「第五福竜丸展示館」を訪れました。生徒たちは学芸員の方からお話を伺った後、ワークシートに取り組みながら実際の第五福竜丸や「死の灰」と呼ばれる放射能を含んだサンゴ礁の塵を見学しました。

 

三輪田学園の中学生は様々な視点から平和について学び、考え、中学三年生ではヒロシマ修学旅行を実施します。第五福竜丸の記憶を受け継ぎ、核兵器の無い未来の実現や、平和な世界を作っていくために自分たちに出来ることは何かなど、多くを考える良い機会となりました。今後も多岐に渡る学びを通して、平和学習を深めていきます。

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本日は、法政大学人間環境学部教授の湯澤規子先生をお招きして、卒業記念講演会を実施しました。『はたらくこと、食べること、生きること-日米比較社会史から考える「私」と「私たち」の物語-』というテーマで、湯澤先生ご自身の体験も含めた大変興味深いお話を聴くことができました。高校を卒業し、目標に向かって進んでいく高校3年生たちも、湯澤先生の好奇心とバイタリティーから刺激を受けたはずです。

講演を聴いた高校1年生と高校3年生の皆さん、自分が興味を持ったことや目標に向かって全力で進んでいきましょう。道は必ず開けるはずです。

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11月22日(月)の放課後に、English Committee(英語委員会)の生徒達と顧問のネイティブの先生方で、玄関ホールにクリスマスツリーを飾りました。

まず、3段に分かれたパーツを組み立てました。それから、Kalie先生が慣れた手つきで、丁寧に全ての枝をバランス良く広げ、小枝も1本ずつ放射線状に広げながら、枝を整えて下さいました。次に、点灯させたLEDライトをツリーに巻き付け、全体のバランスを見ながら、生徒達が協力して、オーナメントを飾り付けていきました。ハイライトは、ツリーのトップに星をつけるところです。なかなか星がツリーの上に真っ直ぐに立たず、みんなで、「もうちょっと右、いや左」などと言いながら、ついに星がツリーの上に輝いた瞬間には、「わー!」と歓声が沸きました。クリスマスツリーの飾りつけを楽しむ生徒達の様子を、三輪田学園の創立者三輪田眞佐子先生像も見守って下さっていました。

このクリスマスツリーは、12月25日まで飾っている予定ですので、学園にお越しの際には、是非、ご覧下さい。

 

English Loungeもクリスマスの飾り付けで可愛らしく模様替えをしました。生徒達が楽しくネイティブの先生達と英語でおしゃべりする素敵な空間になっています。

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11月20日(土)に、法政大学から3名の留学生(国籍:マレーシア、インドネシア、日本/英国)を迎え、Cross-Cultural Projectを開催しました。学園からは、高2の希望者16名が参加しました。生徒達は予め、留学生の皆さんへの質問と、以下のディスカッションのトピックについて、意見を準備しました。

 

Topic 1: How do you stay positive and avoid anxious thoughts during a pandemic?

Topic 2: What will the world be like after coronavirus?

Topic 3: How can we shift to a decarbonized society amid climate change?

Topic 4: How can we make city life more eco-friendly?

 

Session 1では、4~5人の少人数のグループに分かれて、留学生にインタビューをした後、  留学生を紹介するプレゼンテーションを行いました。

Session 2では、グループ毎にトピックについて話し合い、意見をまとめて、全体で、留学生と一緒にプレゼンテーションを行いました。

 

参加生徒達は、留学生の話に熱心に耳を傾けたり、三輪田の学校生活について説明していて、とても頼もしく感じました。プロジェクトの大きな目的通り、異文化を知り、交流することができたようです。最後には、すっかり打ち解けて、仲良くなっていました。これから、生徒達は、グループの留学生にThank you cardを書きます。

 

今年は、コロナの影響があり、開催が危ぶまれましたが、新型コロナウイルス感染症対策を徹底させて、参加者を少人数にしぼり、時間を短縮して、何とか開催に漕ぎ着けることができました。

 

法政大学グローバル教育センターのスタッフの皆さん、参加留学生のみなさん、本当にありがとうございました。
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11月12日(金)5時間目に講堂にて、英語科主催「レシテーションコンテスト」を行いました。今年は2年ぶりに3学年が一同に介して開催することができました。

課題は以下の通りです。

中学1年生 Standard Class:‘The Town Mouse and the Country Mouse’

Honors & Advanced: ‘The Story of My Life’ by Helen Keller

中学2年生 Standard & Advanced:‘Malala’s United Nations speech in 2013’ by Malala Yousafzai

Honors:‘Preventing Future Genocide and Protecting Refugees’ by Sadako Ogata

中学3年生:‘I Have a Dream’ by Martin Luther King, Jr.

 

中学1年生から3年生まで全員が授業内に課題文を暗唱し、選考を経て選ばれた各学年5名~7名、計19名が講堂の壇上で素晴らしいパフォーマンスを披露しました。

代表者たちは、ステージに上がって中学全校生徒の前での発表に、緊張した面持ちでしたが、それまでの練習の成果を発揮できたと思います。審査は「正確さ」「抑揚」「発音」「発表の仕方」などの観点で行われ、各学年1位から3位までの順位で表彰をしました。難しい素材でありながら、どの発表者も素晴らしく、僅差で順位決定となりました。ネイティブの先生方の講評では、参加者全員の努力に対する賞賛と労いの言葉が贈られました。また、代表者の発表を聞き、客席から発表を見守った生徒たちも、非常に刺激を受けた様子でした。今後も熱意を持って英語の学習に取り組んでくれることと思います。

また、審査の間には、司会を担当した中3生徒による、ユニセフの「子どもの気候危機報告書」の紹介発表が行われました。世界の子どものうち、約半数にあたる約10億人が、気候変動による影響を受けるリスクが極めて高いと分類された33カ国に暮らしているといいます。その33カ国が排出する二酸化炭素の量は、合計しても、地球全体の排出量のうちのわずか9%であるにも関わらず、です。この報告書に対する意見を発表した若者のうちの一人、グレタ・トゥーンベリさんの言葉も、紹介されました。ちょうど、レシテーションコンテスト当日まで、英・グラスゴーでCOP26が開催され、グレタさんが地球温暖化対策の徹底を求めるデモの中で演説を行ったことも各種メディアで報道されていました。今回の中3生徒による発表が、改めて環境問題や気候変動に関心を持ち、自分たちの暮らす地球の環境について、考え続けていくきっかけになればと思います。

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11月8日(月)7:40~8:00の時間帯で、生徒会と有志の生徒で千代田区一斉清掃を実施致しました。

少し寒い朝でしたが、沢山の生徒が自主的に集まり、学校周辺のゴミ拾いを行いました。元々、学校周辺はゴミも少なく、綺麗な町です。三輪田学園だけでなく、地元の企業の方が清掃している場面もよく見かけます。

一斉清掃だけでなく、様々な場面で、千代田区に貢献していければいいですね。皆さん、お疲れ様でした!5 top 4 3 1

「かのや100チャレ」とは、鹿児島県鹿屋市が抱える100の課題解決を図る、鹿屋市主催の中高生アイディアコンテストです。

 

第8回目を迎える今年は全国から42チームがオンラインによる予選に参加。その中から1次予選を通過した8チームが、11月9日に現地の鹿屋市ユクサおおすみ海の学校にて開催された本選に招かれ、本校からは高校1年生の4人による「狼と3匹のこひつじ」チームが出場しました。

 

今年のテーマは①ホストタウン(タイ)としてのオリンピックレガシーの構築と活用、②外国人にウケる!!まちづくり~多文化共生社会づくりの推進~、③移住・定住を見据えた鹿屋市のファンづくり、④ふるさと納税寄付者との持続的な関係性を紡ぐには、⑤自分たちの修学旅行をプロデュース!~afterコロナ/ with コロナ時代の観光と旅行~、の5つです。

 

三輪田学園チームは②のテーマから「異文化カフェ」を提案。技能実習生等を想定した様々な国籍の外国人と地元の人が「ともに支えあい、いきいきと暮らせるまち」を目標として、カフェの概要や実現までの道のりを提案し、厳正な審査の結果、最優秀賞に選ばれました。徹底的なリサーチ力、練習を重ねたプレゼンによる伝える力、プレゼン後に審査員による質問にも的確に即答できる計画のち密さなど、とても素晴らしい内容でした。YouTubeのライブ配信を見ていた職員室の先生方からも受賞の瞬間に歓声が上がりました。受賞おめでとうございます! この経験をさらなる飛躍につなげていってください。

「第8回かのや100チャレ」のYouTubeでアーカイブ配信もされています。見逃した方はぜひ検索してみてください。

 

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