今日は、6件の家の家庭訪問を行いました。
1件目の家では、クッキーを焼いていました。子供たちはのびのびと生活をしているようでした。学校とは違う一面が出ていて我々も驚いてしまいました。また、ホストの子供たちと一緒にダンスも見せてくれました。「YMCA, YMCA」懐かしい歌とともに元気いっぱいのダンスでした。
2件目の家では、パズルを使って遊んでいました。ここは3人でのステイでした。みな元気よく生活を満喫していました。ホストが早く就寝したので、10時まで起きていようと話していたそうです。ところが、話すことが尽きてしまい9時半にはぐっすりと休んでしまったと話してくれました。
3件目は、猫を飼っていました。名前はキティー。ハローキティーからとったそうです。ホストの子供と一緒にネットボールを楽しんだと言っていました。あいにくの雨でしたが、元気よくシュートをしてくれました。見事でした。一緒に遊んで楽しかったと言っていました。
4件目は、牧場でした。たくさんのペットを飼っているとのこと。年上のお姉さんが聖徳の子供がかわいくて仕方がなくてこのままオーストラリアに留まっていてほしいと言っていました。
5件目は、4人の姉妹がいる家でした。末っ子の赤ちゃんはとてもおしゃべりで、部屋を見てと言って家の中を案内してくれました。聖徳の2人もとても楽しそうでした。
6件目は、二人とも英語をがんばっていますよと。3度目の日本人の受け入れだけれども、高校生で女子だったので今回と全然違います。小学生は、なじむのが容易ですね。笑いが絶えませんとも話してくれました。
いずれの家でも、礼儀正しいですね。みないい子ですとお褒めの言葉をいただきました。
ホストの笑顔、また聖徳の子供達の笑顔が印象的でした。それぞれの家庭に溶け込んでいる様子がにじみ出ていました。

午後の授業は、アボリジニの方によるブーメランの色付けでした。
ブーメランの形をした木に色付けをしていくのです。ただ絵の具で色を付けるのかと思っていたのですが、アボリジニの表現法を紹介していただきながら、作成していきました。
様々な技法を教えてくださいました。
まずは、全体に1色で色を付けます。その後、スポンジを使い軽くたたきながら色をかぶせていきます。さらにスポンジでこすることによって、色の変化を作り出します。そして、あらかじめ用意されたプラスチックで作った動物の型紙を当て、上から絵具を落としていきます。歯ブラシに絵具をつけブラシをこすり、色を落としていく方法と、スポンジで軽くたたきながら色を付けていく方法が紹介されました。そして、綿棒を使い、点をつけていきます。一つ一つの技法を演じて見せてもらいながら、子どもたちは多くのことを吸収していきました。説明は英語でしたが、実演することで学べることが多かったようです。
個性的なブーメランが出来上がりました。
この後、帰りの会を行いました。今日行う家庭訪問の連絡をしました。また、困ったことがあれば個人的に言ってくるようにと伝えました。
ホストファミリーとの生活が始まり、学校での生活も2日目が過ぎていきました。

11時のモーニングティーの時間を終え、午前の後半は、クッキングです。
最初に本の紹介がありました。姿が見えなくなったオッポサムが、オージーの食べ物を口にしていきながら、自分の姿を取り戻すという話でした。英語の本の読み聞かせでした。絵本を通して、子供たちはどのようなイメージを描いたのでしょうか。
その後、実際に調理の始まりです。ここでは、pavlovaというお菓子にトッピングをして自分のおやつを作っていく調理です。様々なものをもらうために、英語表現を使い、先生にお願いをする練習をしながら、完成に近づいていきます。たとえば、“May I please have a plate?”きちんと復唱できるまで練習を重ねました。きちんと言えるとお皿をもらうことができました。こうして、ナイフ、Pavlova、イチゴ、バナナ、クリームをいただき、おやつの完成です。思い思いにトッピングしていました。それぞれの個性が出ていました。みんなが出来上がったところで、試食です。Pavlovaの甘さとクリームの味、フルーツの香りが入り混じったおいしいデザートでした。
この後英語の歌を使って踊りをしました。
以上で午前中の授業は終了です。

下校にあたって、ホストファミリーと対面しました。名前を呼ばれた人が、ホストと一緒に下校しました。どうしたらいいのかともじもじしている人もいました。普段とは違って緊張し、自分が何をしたらいいのかわからなくなってしまった人もいました。中には、ホストの小さな子供をいきなり抱っこしてあげる人もいました。後から聞いてみると、その子には同じ年の弟がいてどちらが重いのか知りたいといっていたそうです。ぐっと距離が縮まる驚きの一場面でした。
日一日と成長している彼らが、明日どんな顔をして登校してくるのか今から楽しみです。

ホテルを後にして、カランドラへと向かいました。ブリスベンから1時間ほどのところです。ウォーターフロントの開発が進んだところで、きれいに整った町並みでした。
子供たちは車中で、家族あてに絵葉書を書きました。
学校では、図書室に通していただきました。荷物を置いて、外に出ていくと、バディーとなる人たちが待っていました。名前を呼び、対面が始まりました。最初こそ何を話したものかと戸惑っていた人もいました。その後、一緒に昼食でした。聖徳の子供たちは、用意していただいたピザとジュースとフルーツやスナックをいただきました。バディーとの最初の食事です。積極的にバディーのほうから話しかけてくることもありました。バディーのそばには、友達がいて一緒に食事をしているところもたくさんありました。子供たちの期待も大きかったようです。
昼食後は、午後の授業があります。それまでの20分ほどの時間、一緒になって遊んでいました。サッカーをする人、校内を案内してもらった人…。前の日にはあんなに不安そうにしていたのに、元気いっぱい、すっかりと打ち解けていました。
子供達は、3年生から6年生までの4つのクラスにそれぞれ分かれ、普段の授業を受けていました。それぞれのバディーと一緒に授業を受けました。
3年生は、「ものの温まり方」の授業。ビデオを通して、また実験を通して学習をしていました。
4年生は、歴史の授業。オーストラリアがその昔囚人を送り込むところであったことについての学習です。こちらは、先生がしました課題をインターネットで調べていく学習でした。歴史の学習とともに、調べ学習の仕方を学んでいました。i-podを一人ひとつ使い調べていました。こちらは、具体物もなく、理解ができなくて悩んでいる人もいました。それでも、バディーの人は、かみ砕いて説明していました。根気強いその姿勢が印象的でした。
5年生は、薬品の入ったペットボトルに風船をかぶせる授業でした。なかなか思うように風船がつかなかったのを見かねて、僕がつけると、率先して風船をつけようと挑戦した人もいました。言葉ではない何かが子供たちの中で働いていたように感じます。
6年生は、教室に行くと誰もいませんでした。みな校舎のわきにある農園にいました。鶏の小屋の中にはニワトリを手に持った聖徳の子供たちがいました。また、摘み取った花を頭につけている人もいました。もうすっかりと子供たちは打ち解けていました。クラスの男の子に次々花をつけ楽しんでいる女の子もいました。こういう関わりも子供たちの中にあるのだと改めて感じました。

 マウントクーサーからバスに乗って10分ほどで、ロン・パインコアラ保護地区に到着しました。ここではオーストラリアならではの生き物たちと出会うことができます。
入り口を入ると、七面鳥の雄が雌を追い回していました。子供たちはびっくりしていました。次々写真を構えていました。
最初にコアラとの写真撮影。全員がコアラとの触れ合いを楽しんでいました。コアラをだっこすると子供たちの表情もとても優しい表情になりました。その後、カンガルー、ワラビー等への餌付けの体験をしました。いたるところに寝そべっているカンガルーたちに勇敢にも向っていき、エサをあげ触れ合いを楽しんでいました。奥にいた大きなカンガルーをエサでつって、呼び出し、その体格の大きさに驚く一場面もありました。また、エミューに餌をやろうとして、手を挟まれた人もいました。(けがするほどの力ではありませんでした。)おなかに子供を入れているカンガルーを探している人もいました。おなかから足だけでているカンガルーを見つけ、喜んでいました。オーストラリアならではの動物たちとの触れ合いができました。

空港から、マウントクーサーに向かいました。ブリスベンの街から車で10分ほどの小高い丘の上でした。車内では、旅の疲れで、眠っている人が大半でした。交通渋滞のため1時間45分での到着となりました。
ここではブリスベンの街を見渡すことができました。ビルが立ち並ぶ市街地と、その周りに広がる広大な平地、また目の前には大きな川の流れも見て取ることができます。遠くには、丘がいくつも見えました。眺望の美しさに子供たちも写真を撮ることに夢中でした。景色を楽しむ人、友人と楽しむ人、また、鳥などの生き物に関心が向く人もいました。木には、こい緑色の体の頭が赤いオウムが蜜を吸いに来ていました。たくさんの鳥が集まっており、子供たちも大喜びでした。

8月11日(第1日目) 飛行機にて
搭乗後。すぐに、夕食でした。みなしっかりと食べていました。食後は、あっという間に消灯時刻。しかし、なかなか寝付けない人もいました。それでも12時過ぎにはひとまず眠りについた様子です。3時過ぎから起きだした人もいました。シリアルの軽食で朝食を済ませ、程なくゴールドコーストに到着しました。タラップを降りた子供たちは笑顔いっぱいでした。気温は、13℃。肌寒く感じられました。
この後入国審査がありました。子供たちの緊張はそれほどでもなかった様子です。小さな窓口で審査員の方もやさしく、スムーズに入国できました。

8月11日(第1日目)
いよいよ旅の始まりです。
夕方、成田国際空港に集合しました。保護者の方と一緒に子供たちが集合しました。JRの遅延がありましたが、早めの対応で、定刻通りに集合できました。早く来ていた子供たちはそわそわとして、落ち着きがありませんでした。旅への不安の表れでしょうか。しかし、仲間が集まるにつれ普段のペースに戻っていった様子。仲間とともにこの旅を乗り越えていけるのではないかと感じました。
集合後、荷物を預けました。その後、一人一人の決意の発表です。英語をがんばる、ホストとの出会いが楽しみ、手伝いをがんばる…。全員がしっかりと発表できました。
校長先生からは、19名の皆さんと引率の3名の先生と合わせて22名全員が元気で帰ってこられるようにしましょう。また、思い出を作ってくるようにと話がありました。思い出は作ってもらうのではなく、自分で作り上げていくものとも話しがありました。
参加者全員の記念撮影をしました。
そして、保護者の皆様とのお別れ。お母さん方が子供たちと肩をたたき合って別れを惜しんでいる姿が印象的でした。子供たちは元気に手を振って,旅立ちました。

第3回事前学習会 オーストラリア国際交流の旅2014
今年も、オーストラリアに向け事前学習が進んでいます。
今日は、初めに英単語のテストがありました。前回、思う様に得点できなかった人も頑張って勉強してきました。英単語を読んでその意味を試験しました。1回の経験が子供たちの頑張りを引き出しているように感じました。試験の時の真剣味も伝わってきました。不合格だった人にも担当の先生より補習があり、追試でがんるようにと話がありました。苦手なことに挑戦していくこれも、この旅の一つの目標となるところです。この後、英語表現の紹介がありました。こちらは9日に試験を行います。
レポートの提出期限でした。それぞれの内容を皆よく調べていました。明日の発表会が楽しみです。
日本紹介の準備の時間。まず、合唱する「いつも何度でも」を練習しました。今回はピアノ伴奏もつけてみました。その後、折り紙の時間の準備をしました。オーストラリアの動物たちを折り紙で紹介しようというものです。それぞれの分担に従って、画用紙に作った折り紙の作品を貼っていきました。それぞれの動物の世界を上手に作り上げていました。いい仕上がりでした。
最後に、写真のアルバム作りです。自分持ち寄った写真をコピーし、スケッチブックに貼り付けました。赤ちゃんの頃の自分の姿に新鮮の驚きもありました。振り返って思いにふける人もいました。続きの作業は明日行います。
だんだんその日が近づき、子供たちの期待も大きく膨らんでいるように感じました。

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