普段授業で何気なく使っている机と椅子、大切に使えて\\いますか。

本校では中等科1年生は、木の学びとして自分で机と椅子を作成します。

木の学びについてはこちらから。

2人1組で2脚の椅子を作ることで、友だちとの協力や心を込めることを学びます。

12月の中旬から椅子作りに取り掛かり、本日完成しました。

ばらばらだった木材が組みあがって本日の完成に至るまで多くの時間や労力を費やしましたが、
ペアで協力しながら、一生懸命に取り組んできました。

作成後は講評会が行われ、それぞれがオリジナルの椅子について発表しました。

「やすりをよくかけたので、つるつるしていて滑りやすい」「6年間使用するので丁寧に使いたい」という意見が多く挙がりました。

完成した椅子は教室に運ばれ、早速授業で使われました。

生徒の6年間の学びをサポートするアイテムが一つ完成した日となりました。

今後は机作りの計画を進めています。

 

今年度最後の高等科2年生による食事づくりが行なわれました。
本校の調理実習は週に1日、3時間続きで行なわれ、実際に全校生徒の昼食を作ります。
(「食事づくり」についてはこちらから)

今日のメニューは天ぷら、ほうれん草のおひたし、チョコレートケーキでした。

生徒は、天ぷらの下準備も慣れた手つきで手際よく行い、
エビ、キス、なす、しいたけ、さつまいもの計5種類の天ぷらを綺麗に揚げることができました。

調理器具が故障し、急遽大鍋で天ぷらを揚げることになりましたが、
慌てる様子もなく最後の食事づくりを無事に終えることができました。

リーダーによる献立の報告の後には、高等科2年生が全員ステージに上がり、
1年間調理の指導をしてくださった先生に感謝の気持ちを込めて花束と色紙を送りました。

 

 

高等科3年生は大学受験や内部進学試験を終えた3学期も、毎日授業を受け、考える力を養っています。
先日は数学の授業で、以下のグループ課題を行いました。
「A4用紙20枚を使って、35cm離した2つの机に架かる橋で、強度が強いものを作成せよ。
ただし、糊やテープ、ステープラーなどで紙を固定してはいけない。カッターやハサミなどで紙を切ることは自由。」

この課題に取り組んだ理由は、「与えられた条件のもと、どのようなものを作り上げることができるか」という点が、 数学と共通していると考えたためです。
数学は、公式を覚えることだけが重要なのではなく、与えられた条件を見極め、その条件のなかでどのようなことができるか、すなわち「より自由に考えられるようになる」ことが大切だと、本校では考えています。

実際の授業内容からご説明します。

A4用紙は、縦29.7cm、横21.0cmなので、そのままでは、35cmの隔たりを埋めることはできません。

そのため、各グループごとに話し合いを行い、どのようにして35cmより長い橋を作り上げるか、
また、どのようにして強度を確保するか、与えられた条件のもと試行錯誤しました。

強度の測り方は、5分間で木片を積み上げた個数によって測りました。
安定しない橋の上にいかにして木片を積み上げるか、実際に積み上げながら考えました。

最後の写真の作品が、今回一番積み上げた橋です。
この橋は、33個もの木片を支えることができました。

試合後、グループメンバーは、「丸の構造に注目し、どうすれば強くなるか、改良を重ねた」と
コメントしていました。
一枚では支えることができなくとも、枚数と工夫があれば、丈夫な橋を作り上げることができるということを、彼らは身をもって学びました。

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今回のように「用意された正解」が存在しない問題に対し、自ら考え、挑戦することに、本校では学びの意義を置いています。

受験のためではない本当の学びを追い求めて、様々な試行錯誤が日々続けられています。
(本校の特徴的な学びについてはこちらから)

中等科3年、高等科2、3年生の有志生徒5名がディベートについて学びました。

 

生徒たちから「ディベートを学びたい」という要望を受けて、大学院時代にディベートを学ばれた数学科の先生が指導法を研究し、実現にこぎつけました。

今回のテーマとしては「代理出産」をとりあげました。
マイケル・サンデルの「これからの『正義』の話をしよう」でも取り上げられた、単純に是非を決めることのできない複雑な問題ですが、こういった正解のない問いに対して生徒達が様々な方向から検証することで、考えを深める機会とすることも学習の狙いとしました。

ディベートでは一つの答えを導くことがゴールではありません。
相反するそれぞれの立場にたって考え方を鍛えることが目的となります。
そのため、くじ引きで賛成派と反対派の2チームに分かれ、それぞれの立場で論理を組み立てました。

賛成派が
「子どもができないことで悩んでいる夫婦も子どもを授かることができる」
「少子化問題の解決に繋がる」
「医療が発達する」
という3つの主張を考えたのに対して、反対派は
「代理母へのプレッシャーがあるのでは」
「生まれてくる子どもが差別される危険性があるのでは」
という2つの主張から反論しました。
議論の中で反対派が
「子どもが欲しいなら海外などから養子を迎えることもできる。そうすれば少子化問題も解消される」と述べると、
賛成派は「その子どもが差別を受ける可能性は考えないのか?そちらの意見と矛盾しませんか?」
と反論しました。

生徒たちの限られた知識で対応できない場面では、教員がテーマを取り巻く背景や実態について講義をする場面もありました。

最初は論理の組立てに苦戦する場面もありましたが、
徐々に相手の主張をよく理解し、それに対して反論を唱える場面が増えてきました。

【生徒の感想】
「短い時間のなかで相手の主張を捉える必要があると分かった」
「今まで、相手の意見に対してあまり批判する経験がなかったので、反論するのが難しかった」
「限られた時間のなかで、何を発言するのか取捨選択することが必要だと分かった」
「今回は自分の考えをうまく伝えられなかったので、また次回リベンジしたい」

今回の体験を通して、自分の頭で考えることの重要性と、考えたことを発言する喜びを感じることができました。
また、今まで考えてきたことのない難しいテーマについて考えるきっかけにもなりました。

 

本校では全生徒の7割近くが学校寮「東天寮」で生活しています。
中1から高3までの生徒がまるで本当の家族のように寝食をともにして絆を深めています。

先日の節分には、毎年恒例行事となった「恵方巻き」が食卓に並び、みんなでいただきました。
寮の食事について考える「食改善委員会」が中心となり準備をし、
それぞれの生徒が思い思いに巻いた海苔巻きをほおばりました。

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久しぶりの大雪となった本日の朝、
寮生が、6時30分から学校内と正門から最寄り駅であるひばりヶ丘駅までの道(徒歩約10分)の雪かきをしました。
昨晩、高等科の生徒が「日頃お世話になっている近隣の方のために、駅まで雪かきをしよう」と呼びかけをしたこともあり、
40名もの寮生が朝から良い力を出してくれました。
残念ながら1日降り積もった雪の量には到底適いませんでしたが、通勤通学途中の方々の足元を少しでも安全にすることができました。

 

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現在本校では、2月22日に行われるレシテーション・コンテストに向けて、
 各学年で代表選考をしています。
(レシテーション・コンテストとは英語の暗唱大会のことで、各学年の代表者数名が、
それぞれに定められたテーマ文を暗唱し、発音や表現力を競います。
英語授業の3学期の目玉となるプロジェクトです。)

中等科1年生が、レシテーションコンテストに向けて、クラス内選考を行いました。


今年度中等科1年生は、ラングストン・ヒューズ作の
「夢」,「私の友」,「青春」 に取り組んでいます。

文章の中には、中等科1年生では習っていない単語も含まれるため、
発音に苦戦する生徒も見受けられましたが、
一生懸命やろうとする姿勢が感じられました。
わからない単語が出てきたときは、先生が一つずつ丁寧に単語を発音して指導しており、
生徒も安心しながら選考に望んでいました。

選考は、全員に配布された評価シートをもとに行われ、
合計得点が高い生徒が全校生徒の前で発表を行う予定です。

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先日今年最初の雪が降り、校内が真っ白に染まりました。


自然豊かな本校のキャンパスには、たくさんの木や草花があり、
朝になると野鳥の鳴き声が響き渡ります。

そんなキャンパスがもっとも静寂に包まれ神秘的な美しさを醸し出すのが冬です。
写真が好きな生徒は、雪の中キャンパスを散歩し、気に入った風景を写真におさめます。
まだ無邪気な低学年の生徒は、芝生に積もった雪で雪合戦を始めます。

生徒は、自然の中で季節を感じ、多くのことを吸収していきます。
自然の中で学びたいとお考えの方はぜひ一度本校にお越し下さい。

 

 

 

中等科3年生は総合学習として、自由の森学園の生徒10名をお招きして交流会を行いました。
今回の交流は、自由の森学園の生徒が取り組んでいる特別学習がきっかけとなって実現しました。

交流会では、自己紹介、レクリエーション、学校紹介、
ディスカッションのプログラムが行われました。

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自己紹介は、自由の森の生徒、本校の生徒の順に行われ、
趣味や所属している部活動などを聞き合いました。
転回運動部』の生徒が得意のバク宙を披露したときには、大きな歓声が湧きました。

レクリエーションは、2グループに分かれて簡単なゲームを行いました。
係りが用意したお題をグループの代表者がホワイトボードに書き、
その絵をみて何を書いたのかを当てるゲームでした。
本校の生徒と自由の森の生徒が交代でホワイトボードに絵を書き、
次第にコミュニケーションが活発に行われるようになりました。

学校紹介は、生徒が行事や生活の様子をまとめたスライドを用意し報告をしました。
また、自由の森の生徒も、学校紹介をして下さり、双方の活動について聞き合うことができました。

本校の生徒は、
「普段あまり他校の生徒と関わる機会がないので、同世代の人がどのようなことをしているか知ることができて良かった」
「今度は、自由の森学園にも見学に行ってみたい!」
などと、刺激を受けたようです。

他校との交わりを通して、異なった環境で学んでいる同学年の人たちの考え方に触れることで、
自分たちについても見つめなおす機会になりました。
 

 

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現在本校では、2月22日に行われるレシテーション・コンテストに向けて、
 各クラスで代表選考をしています。
(レシテーション・コンテストとは英語の暗唱大会のことで、各学年の代表者数名が、
それぞれに定められたテーマ文を暗唱し、発音や表現力を競います。
英語授業の3学期の目玉となるプロジェクトです。)

今年のテーマは以下のようになっています。

中等科1年生:「夢」,「私の友」,「青春」 ラングストン・ヒューズ


中等科2年生:「虹」ウィリアム・ワーズワース

        「疑うなかれ」アダム・リンゼイ・ゴードン
        「ピパの詩」ロバート・ブラウニング

中等科3年生:「The Daffodils」ウィリアム・ワーズワース

高等科1、2年生,高等科3年生Aクラス:ジョン・F・ケネディ の就任演説

高等科3年生Bクラス:「Honesty」ビリー・ジョエル

1月30日に中等科3年生のクラス内選考が行われました。
毎年レシテーションに出場するために熱心に練習する生徒が多数おり、
中等科3年生の中にもとても綺麗な発音でスピーチする生徒がいました。

 


選考は、クラス全員による採点で行われ、発音や声の大きさ、抑揚の付け方などの合計得点で競います。


2月22日には各学年の代表による
ハイレベルなスピーチコンテストになります。
(昨年度の様子はこちらから)

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