自由学園は、1921年に羽仁もと子・吉一夫妻によって創立しました。夫妻は雑誌「婦人之友」の創刊も手がけており、同雑誌は全国の家庭に大きな影響を与えました。現在でも続く同雑誌は読者の団体「友の会」を開き、全国で活動しています。
7月21日土曜日午後、京都友の会のご協力をいただき、算数の出張教室「夏休み子ども教室」を開催いたしました。

この企画は、本校の特色ある授業の一部をいろいろな方に知っていただき、
それぞれの教科の本当の面白さを伝えたいという目的で行なっています。
今回の京都の会には、30名ほどの小中学生に参加してもらうことができました。
関西に住む本校の生徒が授業のサポートに参加してくれました。
彼らを中心に、学年ごとに3つのクラスに分け、次の内容で授業を行ないました。
<小学4年生以下の部>
折り紙とはさみの工作を通して、分数の意味を理解する
<小学5~6年生の部>
真上から見ると文字になる四角錐の工作を通して、比例と立体の理解を深める
<中学生の部>
スピログラフを用いて模様を描いて、最小公倍数の意味を理解する
保護者の方々にもご自由に参加していただき、授業後には、参加者全員でお茶の時間を持ちました。
参加された方々からは
「算数はにがてでしたが、今日は楽しく勉強できて、『算数ってすごいな』と思いました。」
「『考えること』、『プロセスがあること』、具体から抽象へつながっていく授業に驚きました。」
「生徒の方がとても落ち着いて分かりやすく説明されていて感心しました。」
といったご感想をいただくことができました。
今年度、「夏休み子ども教室」は京都以外に岡山、長野、札幌で開催いたしました。
多くの方に本校の教育を知っていただけて、どの会もとても嬉しい機会となりました。
来年の夏も多くの地域で皆様とお会いできたらと願っています。