中学1年生は、中学に入学して初めての夏休み。
この夏休みは、7月いっぱいは午前が夏期講習、午後は部活動でしょうか。この夏休みには、自宅学習用の国語の教材として『芥川龍之介特集』が渡されます。
先日、芥川賞の発表があったばかりですが、『アンネの日記』を下敷きにした作品が受賞したようです。以前、綿矢りささん(『蹴りたい背中』)が受賞したときには、朝の輪読用に受賞掲載誌「文藝春秋」をそれぞれ書店で購入し、みんなで読んだこともありました。
話を戻すと、この夏の『芥川龍之介特集』は、有名な「蜘蛛の糸」「杜子春」からはじまり、高校教材でもおなじみの「ピアノ」、寓話風「蛙」、「雛」などを題材に、問題演習ができる教材が宿題に出されています(夏休みあけに解説授業)。つまり、一石二鳥をねらいます。
読書として、芥川龍之介の文章を楽しんで欲しいですし、またその文章の読解を通じて問題演習も取り組んで欲しいということです。
楽しみながら、少しずつ解いてほしい教材です。
冬休みの課題としては、『志賀直哉特集』が用意されています。大正時代の作家たちが書いた小説を読み慣れることで、多少読みにくい文章にも果敢に挑戦できる自信をつけほしいという願いが込められています。
●朝の輪読・・・みんなで旬の本(同じ本)をリレーして音読します。