甲南女子学園創立90周年記念「女子高校生エッセイコンテスト」の最優秀賞に本校高等部3年女子生徒の作品が選ばれました。

このコンテストは「2010年のことば― あなたの一生懸命を教えてくださいというテーマのもと、全国の女子高校生から応募された作品を対象としたものです。

彼女が書いたのは、本校でのコンサートマネージャーという仕事を通しての体験を元にしたエッセイ。

突然任命された裏方の仕事 ― その辛さと喜びを巧みな表現で綴る、彼女の「一生懸命」です。

是非ご一読ください。

この作品は、甲南女子学園「90周年記念サイト」の下記ページでご覧になれます。

http://gakuen.konan-wu.ac.jp/90th/event/event02html

 

彼女の作品は、本校ホームページでも既にいくつか掲載されています。

そのうちの一つ、「ぼったくりの正体」はこちらです。

小学生は年間を通して水泳の授業があります。

毎週月曜日、近くのクランレーという町のスポーツセンターへ泳ぎに行きます。

今回、小学6年生の男子が水泳の試験に挑戦しました。

この試験はASA(The Amaterur Swimming Association)という団体のもので、Kelloggが主催しています。

ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナと4段階のレベルごとに試験内容が設定されており、試験に合格した者にはバッジと賞状が渡されます。

今回の小学6年生男子はブロンズプライズに挑戦しました。

 

ブロンズプライズ

400m泳ぐ

100m:クロール、100m:背泳ぎ、100m:平泳ぎ、100m:自由形)

②スカーリング15m

③潜水5m

④立ち泳ぎ3分間

 

学期の最後に棟近校長から全校生徒の前で表彰される予定です。

普段は高校生の活躍の前にあまり目立たない小学生ですが、今回のような水泳の試験で活躍ぶりが目立つこととなります。

 

先週の日曜日から英国では冬時間が始まりました。

普段より1時間多く眠ることが出来た日曜日の朝、この日はハロウィーンの日でもありました。

日が暮れると子供たちが「Trick or Treat」と言いながらカボチャのランタンが灯る近所の家々をまわってキャンディーをもらいます。

立教でもキッチンスタッフが大きなカボチャでお化けの顔をしたランタンを作ってくれました。

立教生は「Trick or Treat」と言って家々をまわる事はしませんが、毎年丁度この頃になると、間近に迫ったOPEN DAYのチラシを配る為に近隣の村を訪れ、1軒1軒家をまわりながら玄関の郵便受けにチラシを入れていきます。

 

 

 

           ↑↑↑   地元の村の家々を回ってチラシをポストにいれています。

 

今年はまず、中学1、2年生と小学生がラジウィックの村に行ってきました。

赤や黄の葉が落ち始めた村はもうすっかり秋の気配ーそしてOPEN DAYの準備作業が続く本校のキャンパスも美しい秋の色に染まっています。

 

 

 

日常生活の喜怒哀楽、大きな行事から小さな出来事まで、生徒達が書いた生の文章で立教生活を生き生きと綴ります。

 

 「 Cambridgeへ行って 」

私は今月の20日にケンブリッジへアウティングに行った。

ケンブリッジでは、ショッピングなどを楽しみつつ、英人ガイドさんが案内して下さったツアーを通じて町の名物に関するエピソードなどについて学んだ。

数学橋やニュートンのリンゴの木、銅像となっている様々な偉人達について…。

なかでもガイドさんに聞いて衝撃を受けたことは、アップルコンピューターの有名なロゴとなっているリンゴが、実は毒リンゴである、ということだ。

 

私は英語が得意な方ではないので、ガイドさんのして下さる説明を理解するのは至難の業だったが、クラスメイトが質問をしている時に少し参加させてもらったりして英語に触れ、ツアーの時間を楽しむことができた。

ツアーの他にも、ホットドッグスタンドでお昼を食べたり、ショッピングモールで必要な物、欲しい物を買ったりと楽しい時を過ごした。

その間も、自分の食べたい物を注文してお金を払ったり、店員さんがくれた割引カードの使い方がよく分からなかったので質問したりして英語に触れることができていたので、ただ遊んで楽しんだだけでなく、有意義な時間を過ごすことができたと思う。

 

その後、帰りのバスに乗車するまでのほとんどの時間は、夕食をできるだけ安く済まそうということで入ったマクドナルドで過ごした。

そこで1日を振り返ってみたり、その他色々なことをクラスメイト達と話し、新入生でまだあまり話ができていなかった私は、少しだけまたクラスに溶け込めたような気がしてとても嬉しかった。

 

次の日にあったECの授業では、ケンブリッジについて学んだこと、ケンブリッジで遊んだことなどについて先生からの質問に答えたり、先生からもまた別の知識を教えてもらったりした。

今回私はケンブリッジへアウティングに行って、とても良い経験をすることができたと思う。

初め、「英語を結構使う。」と聞き、尻込みしてしまっていた私だったが、他のクラスメイトに手伝ってもらったりしながら、いつも以上に沢山の英語に触れることができた。

また、そういったことなどを通して、クラスメイトと話す機会も増えた。

 

3学期には、ロンドンへアウティングに行く行事があるらしい。今回の経験を生かして、次はもっと積極的に英語を使ってみようと思う。

(高等部1年 女子)

 

 立教英国学院最大のイベント、オープンデイが間近に迫りました。

日本で言う「文化祭」ですが、学校はもちろん、生徒たち一人一人を見て頂こうという主旨の「オープン」デイです。

 

地元の英国人を始め、普段から交流のある現地校の生徒達、そしてロンドンやヨーロッパからの大勢の保護者の方など毎年数百名の方々が訪れて下さいます。

準備は既に1学期から始まっていますが、10月に入ると生徒会、オープンデイ本部・係の生徒達が中心となって本格的な作業に入り、毎晩自習の合間を縫ってクラス毎に少しずつ準備を進めてきました。

 

昨日は会場作りのため全校の教室移動。生憎の雨でしたが、生徒会/本部/係の生徒たちが手際よく指示を出し、全校生徒が協力して予想以上に早く作業が終了しました。

体育館ではペンキ塗り用の大きなシートを敷き詰める作業が行われ、教室棟ではオープンデイ当日に合わせて教室の再配置がなされました。

全ての教室から机や椅子が運び出されると各教室には広々とした空間が出現しました。

 

これから1週間は授業もなくなって朝から晩までオープンデイの作業です。

模造紙をいっぱいに広げて英語原稿や日本語原稿を書いたり、針金やダンポールを使って模型を作ったり、裏紙を何枚も貼り合わせて大きな大きな背景用の紙を作ったり… 

この空っぽの教室がこれから8日間、少しずつ彼らの作品で埋まり、ついには教室であることさえ分からなくなってしまう、そんなオープンデイ準備期間の始まりです。

 

 

 

 

すがすがしい秋晴れ。広がるまっ青な海と空に、船の白い帆がひるがえります。

秋のアウティング、小・中学生は英国の歴史的な軍港・ポーツマスを訪れました。

 

到着したのはヒストリック・ドックヤード。

バスから降りた生徒たちは、巨大な帆船の姿に歓声を上げました。

船の名はヴィクトリー号。

大英帝国の繁栄華やかなりし頃、海軍の不敗神話を生んだ戦艦です。

トラファルガーの海戦でネルソン提督が指揮をとり、英国に勝利をもたらした船として知られています。

桟橋を渡って船内に入ると、当時の様子がさながらに再現されていました。

航海のこと、船員の生活のことなど、ガイドさんが船内を案内しながら、詳しく説明してくれます。

時には何ヶ月も海の上で過ごす乗組員たち。

水分補給のためにワインやビールを大量に支給されていたとか、壊血病を予防するためにフルーツをたくさん食べたとか、興味深い話がたくさん聞けました。

 

背の高い男子中学生たちが閉口したのは、船内の天井がとても低いことです。

気をつけていても、しょっちゅう頭をぶつけてしまいます。

こんなことからも、当時の船員たちの苦労がしのばれました。

ネルソン提督がフランス側の銃弾を受けて戦死したのは甲板の上でしたが、ガイドに「ネルソンが倒れたのはそこですよ」と教えてもらうと、戦闘の様子が目に浮かぶようでした。

 

ドックヤード内ではほかに、15世紀の沈没船メアリー・ローズ号の発掘作業について展示した博物館や、海軍のトレーニングを体験できるアクション・ステーションも訪問し、大いに盛り上がりました。

 

夕方からは近隣のショッピング・モールに移動。

日本の小・中学生とは違って、日頃寮生活を送っている生徒たちにとっては、自分で何かを選んで購入する機会は大きな喜びとなります。

足の向くままにお店をのぞいては、思い思いに買い物や食事を楽しみました。

 

歴史を学び、体を動かし、おいしいものを食べ、買い物を楽しんだ一日。

最高のリフレッシュになりました。

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