今日はLHRの時間に、中学1,2年生が卒業を迎える3年生を送る会を行いました。

中学の卒業式では在校生が出席しません。かわりに、お世話になった先輩達を心から祝福し卒業を祝う目的で毎年行われています。

卒業生と在校生が対面に整列して会がスタート。
在校生代表のお祝いの言葉、記念品とメッセージの贈呈につづき、卒業生代表のお礼の言葉で終わります。

記念品は中学2年生の作ったコサージュ
これは卒業式当日に3年生の胸に飾られるもの。高校でも行われている翠陵の伝統です。
そして、中学1年生からはお祝いのメッセージカード。最後のHRで3年生一人ひとりに手渡され、読んでもらうもの。
それぞれ心のこもった手作りの贈り物で卒業を祝います。

なんとも翠陵らしい心温まる送る会です。

中1国語で百人一首を学習してきましたが、時間に余裕があったクラスで学校生活をつづった『翠陵百人一首』を作ってみました。
一人ひとりにお題が与えられた生徒たち。かわいらしい作品や、本音がちらっと見えるような作品が並び、翠陵での一年間を経た成長が感じられます。
では、お題と作品を少しご紹介します。(――の後は、作品を読んだコメントです。)

担任の先生かわいいな 顔がちいさい スタイルいい はなすの早い でも好きですよ  
――みんなの憧れの的。

授業中つまんない おもしろくない 帰りたい でも寝たいけど 頑張って聞く
     ゆっくりと 問題解いて 間違えて ずっと分からず 迷宮入りへ
――迷える子羊たち。つらいときもあきらめずに頑張っています。偉いね。

昼休み昼休み 笑顔の満ちる 教室で 私のおなかも 満ちるであろう
――笑顔いっぱい おなかもいっぱい。

合唱コンクール声きれい みんなではもる 合唱コン そんな見ないで 私のことを
――下の句、効いてます。なるほど。

スキー教室白い山 雪降りつもる 高い峰 志賀の高嶺に雪は降りつつ
――本歌取り。やるね。

高校卒業式先輩の 後ろ姿に 思ったよ 見とれるほどね 輝いていた
――5年後の自分も輝いて。

自分たちの入学式着なれない 制服まとい 体育館 となりにあいさつどうぞよろしく
――最初の登校日に、体育館のサークルデッキにならんで入学式の練習。待ち時間に最初の友達できたかな?

自分たちの入学式②新入生 全校生徒が 見る前で 名前を呼ばれ 緊張マックス
――翠陵の入学式のスタイル。来年度は?

自由題来年は男子入って共学化 きっと芽生える 恋心かな
――夢がふくらみます。

自由題一年間 私の成長 見守った この教室に 今礼を言う
――みんなほんとに成長したね。しんみり。一緒に勉強してきたみんなにもありがとう。

高3振り返りシリーズ最終回
今回は「学ぶこと」についてです。

続けることの大切さ。――反復・意識・負荷
やらなかったことの言い訳なんていくらでも言えるけれど、やれと言われてすぐやる人が強いんだなぁと思います。結局やらないと進めないやった分だけが自信となる。続けることが大切なのは、そういうことだと思います。

暗記するだけだと思っていたことも、理解が大事だということを学びました。また、無駄に見えることでもどんどん覚えることの大切さや、勉強だけなく人としての勉強も学べ、新たな興味への橋渡しをしてくれたと思います。

高2の後期になるまで、テストで赤点取らなきゃいいや、平均以上取れば上々、としか考えていなかった。でも、点数の公開がされたりして、他の人たちがすごく頑張っている結果と自分を比べてみて、初めて焦った。上位にいる人は、陰でそれ相応のものすごい努力をしていることを知った。点数公開はそれを知るきっかけとなったし、自分を見つめるためのものでもあった。他の人にも見られるし、自分の努力も見てもらえるし。

来週の期末テストを控えた在校生のみなさん、高校3年生からの心のこもった重い言葉をしっかりと受け止め、全力で試験に向けて努力してくださいね。

高3振り返りシリーズもいよいよ大詰め。授業を通して「自分の生き方・人の生き方」について考えた生徒たちの感想です。

授業で学んだことは、人の生き方と考え方です。年をとるごとに発展する発想と技術。富と貧しさの差。どの時代でも建国から崩壊までパターンはある程度決まっているということ。そして争いをして得た権利など。今の時代ではわりと「平等」という言葉が成り立っている。しかし、今の状態にいたるまで人々の苦悩な日々があったということなど、深く歴史を学んだことで今まで見えなかったこれからの視野が見た気がしました。知らなかったから分からなかった権利などの価値観。私にとっては世界を見直すきっかけともなりました。

授業をとおして学んだことは、人の生き方について。いろんな場所、時代の中にいた人たちが教科書に残るようなことを為し得たとき、一体どういう気持ちで何を考えていたのか。……今の時代、そして日本という場所で私はどこを目指したいのか。過去の色々な思想や主義を学んできて、色々な見方を知った。

勉強して学んだことは、自分の見方や考え方次第で変わるということと、歴史にはパターンがあるということ。小学校の時から歴史を勉強してきたけれど、昔の出来事をただ覚えるだけで、そこから学んだり、これからどうなっていくかなど考えたことがなかったから、歴史以外の事を多く学んだ気がします。

今ある国々がどういう経緯で生まれ、何を経て今あるのか…。当たり前だけどそれらは日本と全く違うもので、その歴史があって、今生きている人たちの価値観を形成している。日本だけにいたらその違いに直に触れられない。ずっと一方向でしか見られないと思う。だから、私はいろんな国に行ってみたいと思った。今学んだ以上のものが現地にあると思う。

翠陵から世界へ。
これからが人生の本番です。翠陵でたくわえた力を、今後の人生で存分に発揮して活躍してくれることを祈っています!!

後期の保健体育の授業では、創作ダンスをしてきました。
グループにわかれて、選曲から振り付け、そして練習と授業時間以外にも一生懸命取り組んできました。
その発表会が、各クラスの保健体育の時間に行われました。
1年生のときから色々な面でお世話になった先生方へも招待状が届き、授業の合間をぬって先生方も見学。

グループごとに、自分たちの発表を楽しみながら披露していました。
教室とはちがった表情を見せる生徒たちに、見ていた先生方も驚き、そして感激した発表会でした。

 

3年生振り返りシリーズが続きます。
今日は、翠陵生活への思いを紹介します。

何より翠陵は自然にあふれていて好きだった。部活のパート練習場所を中庭でやったときは自分の音が遠くのほうまで届いている気がして心地良かった。また、春に門をくぐると桜がとてもきれいで毎年写真を撮っていた。今年は卒業してしまうから写真を撮ることができなくて残念に思う。しかし、最後の席替えで窓側になれたことは非常に嬉しかった。  

翠陵でしか体験できなかったことがたくさんあったり、周りの友達も最高の仲間だったり…。他の高校へ言っていたら自分は今、こんなに思いっきり毎日笑って楽しく3年間を過ごせていなかったと思います。とにかく翠陵にいる人は友達への思いが強いです。自分の仲間が悩んでいたりこもっていたりしたら、自分のことのように一緒に受け止めてずっと傍にいて、自分が壁にぶつかった時は、今度は周りの人が支えてくれて。
そうやって3年間人間として最も重要な部分を成長させてこれたこと。これは他の高校へ行ってていたらできなかったことだと思います。 

恵まれた自然環境の中にいるからこそ育まれる、周囲への思いやり
いつまでも、思いやりを忘れない素敵な女性でいてください。
                                  

高校3年生、振り返りシリーズ。
いよいよ卒業式も来週に迫ってきました。
前回に続き、授業を通して学んだことについての振り返りです。

自分で理由を考えるようになりました。ここはこうだから、こうなるのか!とわかるようになりました。

授業を受けて学んだことは、”地頭力”を使うということです。
すぐに分からないと思い込まずに、自分の持っている知識を組み合わせて、物事を推測するということを学びました。”地頭力”を使おうと意識するようになって、自分が凄く変わった気がします。

学んで思ったことは、歴史には理由がちゃんとあるんだなぁ~ってことです。「なんでこの戦いが起きたのか」とか「この人はどういう考えでこの法律をつくったのか」なんて思いもしませんでした。 …… とりあえず、色々なことも考えるようになりました!

自分の哲学は?と聞かれて初めて哲学とは何なのかを考えてみた。何も考えずにただ生きることはすごく楽だけれど、考えることで人生は何倍も豊かになると知った。これから何が起こるかわからないし、今の自分に自信もない。だから、人に語れるような生き方は持ってないけれど、考えるのをやめるなんてもったいないことはしないで、考え続ける人でありたい、と思えるようになった。

授業を通して「考えることのできる女性」に成長してくれたようです。

中国・メキシコ・アメリカにある本校の姉妹校。毎年春休みに交換留学生が各校に派遣されます。
今回は、中国の上海市第三女子中学に派遣が決まった生徒への、事前研修の様子を紹介します。

上海市第三女子に在籍していた宋三姉妹。あまりにも有名な三姉妹ですので、みなさんも映画や小説でご存知の方も多いのではないでしょうか?
生徒たちも映画を見ながら、その背景の説明を受け、中国の歴史そして日本との関係について学習しました。
歴史を扱ったものとしては完成度の高い「宋家の三姉妹」という映画を2日にわたって鑑賞。
生徒たちはその中に出てくる色々な「死」にそれぞれの感動を覚えたようです。
宋三姉妹の視点で絵が描かれた映画を見た後だけに、中国の清王朝という旧体制が崩壊し、中華民国建国、第1次国共合作、上海クーデターなど、めまぐるしく変化する歴史についての説明をとても興味深く聞いていました。そして第1・2次上海事変や南京大虐殺など日本人との戦闘についても是非学習してからいきたいという積極的な気持ちが、生徒の中に芽生えてくれたことはとても頼もしいことです。

不安視されることも多い日中関係ですが、若い世代の交流がよりよい関係を築いてくれることを心から願います

生徒会の呼びかけによる清掃ボランティアが行われ、生徒会役員を中心に総勢15名の生徒が参加しました。

思索の小道や敷地の周りに落ちているゴミを拾うことが今回の目的でしたが……
実際に始めてみると、鳥かご・車のバッテリー・布団・マットレスなど、学校からは出ることのないゴミがたくさん捨ててありました。予想していた「空き缶・空き瓶」といった物以外のゴミのあまりの多さに憤りやショックを隠せない様子の生徒たちの様子が印象的でした。生徒の感想です。

今回清掃ボランティアに参加して、いつもより翠陵生として、学校に関われたので嬉しかったです。体力的にすごく疲れたけど、そのかいもあってか、気持ちはとても洗われてすっきりしました。次回も参加します!
それと、翠陵を守るためにも、ポイ捨てはやめましょう!!

「ゴミ拾い」なんて空き缶やお菓子等のカスくらいかと思っていた。が、実際は布団や机のようなもの、大量の空き缶や空き瓶……。「ポイ捨て」なんてかわいいものではなく、「不法投棄」だ。立派な犯罪だ。正直私は驚いた、というか呆れた。こんなにもモラルに欠けた大人が多いのかと……。

公共生活を送るためには、一人ひとりの「モラル」が必要です。
大人こそが、まずは子どもたちのお手本となれるように、きちんとしたモラルを持って行動すべきなのだとひしひしと感じさせられました。

最終的にゴミは台車二台分も集まりました。
ボランティアのみんな、本当にご苦労さまでした!!
そして、みんなが正しい行動のできる大人になってくれることを望みます。

中1が、全員元気にスキー教室から帰ってきました

みんなすっかり上達して、林間コースを颯爽と(?)滑って講習終了。
閉校式で修了証を受け取り、無事にスキー教室が終わりました。

中学1年生として最後の大きな行事。どんなことを得てきてくれたのでしょうか?
学んだことをいかして、4月から先輩になるための準備をしっかりとしてくださいね。

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