PTA研修委員会の主催で「子育て講演会」が行われました。

親業訓練インストラクターの式場敬子先生から

「思春期の親子関係の築き方」をテーマに子供の気持ちを理解し

親の思いが届くコミュニケーションの具体的な方法について

ロールプレイングなどを実践しながら教えていただきました。

子供自身が考えて行動できる人間に育ってもらうためには、

相手の気持ちが理解できたらその気持ちを直接言葉にして伝える・確認すること。

そして、親は私を主語にして気持ちを伝えることが

大切だと強調されていました。

参加された保護者の皆様は大変熱心に聞き入っておられました。

これからの親子関係だけでなく、

人間関係の構築に生かしていただければと思います。

(千葉明徳中学校 教頭:山田)

冬休みに1年生は「紀行文」を書く、という課題が出ました。
「紀行文」とは、旅行の出来事・見聞・感想などを記したものだそうです。
一見簡単そうですが、表現の世界ではなかなか難しいもののように見えます。
それでも取り組ませたかった理由は何気なく過ごしている一日を
“意味のある一日”にさせたかったから。
と国語科の栗原先生と吉田先生はおっしゃっていました。

確かに文章を書くことは難しく、
国語が苦手であれば苦痛に思うこともあるかもしれません。
しかし、100人に同じ課題を出しても同じものはできません。
また、最も個性が表現できるものではないでしょうか。

 

その中から一つ紹介したいと思います。

 

鹿児島空港に着いて、市内へ向かう空港バスに乗った。
高速を降り、バスは市内へ入っていく。
バスの大きな窓から、町並みをながめていても、
活気が伝わってこない。

今年の桜島は噴火の回数が多く、大量の火山灰が降った。
こちらではドカ灰というらしい。
ただでさえ古く活気のない街の建物にその火山灰が厚く張りつき、
いっそう町が沈んで見えた。
しかしバスが天文館に入ると、年末のにぎわいで華やかな景色に変わった。
建物も人出も渋滞も都会と変わらない。

だけどぼくにはグレーに沈んだ町の景色の方が印象的だった。
鹿児島に一人住んで、年をとっていくおじいちゃんの姿と
重なったのかもしれない。

 

とても立派な紀行文となりました。
情景が目に浮かび、その時の気持ちがよく伝わってきました。
人に思いを伝えられる文章が書けるって良いですね。
(小川)

久しぶりに2年生の学年レクが行われました。
クラスを超えてランダムにチーム編成で行う バスケットボール大会です。
トーナメント方式で試合を行い、優勝を決めます。
企画・運営は学年レク実行委員が中心となって行いました。
試合はどのチームも白熱していて、応援にも力が入りました。
学年全体での交流。
なかなかいいものですね。
残念ながら欠席者が出てしまった班には先生方が加わり、
見ているだけでも楽しい、そんな試合が繰り広げられました。
白熱するあまり転んでしまう人、足がつってしまった人。
いろいろなハプニングがありましたが、 笑いの絶えない、とても良い学年レクになりました。
学年レク委員のO君・K君、 そして準備に携わってくださった翁長先生、お疲れ様でした。

(小川)

2年生の家庭科ではハーフパンツを製作しています。

ある日の放課後、「バスまで時間があるので、残ってもいいですか?」という生徒がいました。
この生徒は予定通りに進んでいるため、直したいところでもあるのかなぁ…と思っていました。

下校時刻間際に、すごく嬉しそうに「できた!!」と笑いながら作品を見せてくれました。

とても遅くまで黙々と作業をしていた姿に感動しました。
また、予想以上に素敵なハーフパンツが出来上がっていてすごく驚きました。

生徒の想像力は素晴らしいですね。

(小川)

先ほど、一般入試①の合格発表を本校ホームページに掲載しました。
(本日15時をもって掲載を終了しました)

毎年、この作業は胃が痛くなる思いです。
発表掲示の紙(pdf)には、全ての受験番号が記載されているわけではないからです。
全ての受験生、そしてその保護者の方には、ここまで様々な思いがあるはずです。
しかし試験ですので、一定の基準があります。

晴れて合格を手に入れられた受験生の皆さん、おめでとうございます。
胸を張って、合格証を受け取りに来てください。
私たちは、4月から共に学べることを心待ちにしています。

(土佐)

絵本から学ぶことは多いです。

それは決して幼い子に限ったことではありません。

大人の階段をのぼっている中学生にとっても大きな学びがあると思います。

 

2年生、今日の道徳の時間は2冊の絵本の読み聞かせから始まりました。

1冊は「ラチとらいおん」(マーレク・ベロニカ 福音館書店)。

もう1冊は「ヤクーバとライオン」(ティエリー・デデュー 講談社)です。

 

2冊に共通するテーマは「勇気」しかも「真の勇気」です。

目に見えないものを感じることは非常に難しいことです。

「勇気を持った行動」と一口に言っても

それが果して「真の勇気」なのかを考えることも難しいことです。

この1時間で改めて自分の心と頭に訴えることができたならば、

それはとても深くて意味のある1時間になったと思います。

 

中学生になっても「読み聞かせ」っていいものですね。

(吉田)

今年の4月より、いよいよ3学年がそろいます。
そこでようやく“生徒会”を立ち上げるための準備に入りました。
新入生を迎えるにあたってたくさんのことが待ち受けています。
入学式や歓迎会…学校をよりよくするためにはどうしたらいいのか…。
今はまだわからないことばかりですが、着々と学校づくりが進んでいます。
まだ準備の段階ですが、すでに緊張感の漂う第1回目の準備委員会が行われました。

これから始まる生徒会。

お手本になる先輩がいません。
初めから自分たちの手で作り上げていかなければなりません。
非常に大変なことだと思いますが、
1年生・2年生を合わせて20名の生徒が立ち上がりました。

“やりたい!!” “やってみたい!!”

こんな気持ちを持って準備委員に立候補した生徒がいると思うと
とても心強いですね。
これからの明徳中学校に益々磨きがかかっていくのではないかと思います。
とても楽しみです。

(小川)

昨日のお昼過ぎから雪が降り始め、
千葉市では6cmも積雪したところがあったそうです。
朝にはすっかり雪が止んでいましたが、道路が凍結していました。
足元に気を付けて慎重に歩く人がほとんどでしたが、
それでも坂道などでは時々足を滑らせている人を見かけました。
みなさんは大丈夫だったでしょうか?

また交通機関にも乱れが出ていたようで、登校するのが大変でしたね。
しかし、学校に着くときれいな雪景色が広がっていて、それを前にみんな大興奮でした。
雪合戦をする人、雪だるまをつくる人。みんなとても楽しそうでした。
思いっきり遊んだあとは、朝学習の勉強をするために教室に戻っていきました。

やる時はやる。遊ぶときは遊ぶ。
しっかりけじめをつけることは大切なことですね。

息抜きは勉強を効率よくやるためには必要なことです。
朝も放課後も初雪を前に、思う存分楽しめた様子でした。

今日は非常に効率よく勉強ができたのではないでしょうか?
帰宅後の勉強にも力が入りますね。明日の朝学習の結果が楽しみですね。

まだ道路が凍結しているところがありますので、
怪我などのないように気を付けて登下校しましょう。
(小川)

校長先生から講評をいただきました。

今日の百人一首大会、行き詰まる奮闘お疲れ様でした。
皆さんのフェアーで真剣な対戦態度をとても心地よく見せていただきました。
さて、今日の百人一首大会は、2年生は昨年に引き続き2回目、1年生は初めの大会です。
国語の授業で和歌のことを学び、ルールなども学びながら練習を重ねてきたことと思います。
中学生という年代で、日本の伝統文化である百人一首に
慣れ親しむことが出来たことは素晴らしい経験だったと思います。
そして、今日は百人一首大会ですから、勝敗がありました。
勝つためにはたくさん取らなければならないわけで、
たくさん取るためには覚えなければならない、 覚え方のテクニックもあるようですが、
それぞれ独自の覚え方を編み出した人もいたのではないでしょうか。
それと共に、せっかく和歌に触れる機会ですから、ただ丸暗記するだけではなく、
一つ一つの歌に込められた情感も味わえるともっと素晴らしいと思いました。
せっかくの機会なので、今日の大会に関係するお話しをします。
まずは、記憶力の話しをします。

記憶力には、単純記憶力と連想記憶力があると言われます。
単純記憶力は、多くの情報を一気に覚えて長くキープする力で、この能力が最大に働くのは、
15歳から30歳くらいまでと言われ、
間もなく皆さんはまさにそのピークを迎えようとしています。
そして、もう一つの連想記憶力が最大に働くようになるのは、
なんと50代半ばにやってくるそうです。
しかし、最高の50代の連想記憶力を発揮するためには、当然のことながら、
10代からどれだけ豊かな情報を記憶に止めていくかが鍵になってきます。
私自身も時々不思議に思うことがあります。
昨日食べた夕食はなかなか思い出せなくても、中学時代に覚えたことが、
ふとした記憶の中に鮮明に思い出されることがあります。
間もなく皆さんは単純記憶力のピークを迎えるわけです。
皆さんにとって、今日の大会をもって、百人一首を覚えるのも一区切りとなりますが、
是非、この機会にそれぞれの歌の意味も含めてもう一度、
気軽に学校の行き帰りなどで、覚え直してみてはどうかと思います。
せっかくの機会ですから、
百人一首を一生の自分の記憶のトランクに詰め込んでみるのもいいと思います。

もう一つ、昨年の大会でも話しました。
水内先生から百人一首に関わる話しで、こんな素敵な話しを伺いました。
是非、1年生にも紹介したいので今年も同じお話しをします。
先生が学生時代に京都清水寺を訪れた際、たまたま老夫婦が近くにおられ、
おじいちゃんは車椅子でおばちゃんが押している。
なにげなく、おじいちゃんが『奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の』というと、
おばちゃんが『声、聞くときぞ秋は悲しき』と返す、そんな場面に遭遇したとの事でした。
その歌そのものの意味ももちろんありますが、
それに加えて長年連れ添ってきたお二人の夫婦の歴史も重ね合わせているようで、
すごく素敵な光景だったという話しでした。
この老夫婦のように、和歌が自分の生活の様々な場面で浮かんでくるようになると
素晴らしいと思いますし、 今回の大会が、皆さんにとっても、
そんなキッカケにもなればたいへん嬉しく思っています。
生徒の皆さん、今日は本当にお疲れ様でした。

また、改めまして保護者の皆様には早朝よりご参観を頂きまして
たいへんありがとうございました。

以上、本日の講評と致します。

(千葉明徳中学校・高等学校 校長:園部 茂)

本校では毎日、日誌を書いています。
その日に必ずやること、タイムスケジュール、そして1日の反省を記入します。
日誌を毎日書くことで予定をしっかりたてられるようになり、
時間の管理がしっかりできるようになります。
これは社会に出てから大いに役立つことですので、
今のうちからしっかり身につけることが大切です。

ある日の生徒の日誌を紹介します。

今日の朝、駅で目の不自由な人がいました。
つえをついて歩いていました。
そのとき私は、「何行きのバスに乗りますか?」
と聞いて案内することができました。

これは1年生の日誌の内容ですが、困っている人に自ら手を差し伸べられる
というの素晴らしいことですね。
なかなか行動に移せないことが多いと思いますが、
明徳中学校にこのような生徒がいることを とても嬉しく思います。
いつでも、誰に対しても、優しい心を持って接することができる
人がもっと増えていけばいいな…と思います。

(小川)

 

ページ
TOP