今年の寒さがいつまで続くのかと

心配していましたが

ようやく春の足音が感じられるようになりました。

 

日出学園小学校では

今日、クラス対抗ドッジボールの大会が行われました。

今月14日に予定されていましたが

大雪が予報されたので

延期して今日の実施になりました。

 

一年の締めくくりに行われる

この大会は

子どもたちのチームワークのありかたを

計るのに役に立ちます。

 

低学年の試合は

ただがむしゃらに、元気よく

 

中学年になりますと

誰を中心に試合をするかを考え

 

高学年になりますと

勝つためにはどのような試合展開をすればよいかを練ります。

 

いずれにしても

一年間のクラスの成長をボールにぶつけ

春を予感できる1日を

学校全体で楽しむことができました。

子どものころの5年間ってとても大きいですよね。

幼稚園、小学校での成長は、肉体的にも精神的にも目をみはるものがあります。

 

今日は、今年度最後の幼小昼食会です。

日出学園幼稚園の年中クラスと4年生が、年長クラスと5年生が一緒にお弁当を食べました。

 

以前も5年生の幼小昼食会をブログで紹介させていただきました。

1組から4組までありますので、もう4回目のアップです。

さすがに4回目ですと、読者の皆さんも飽きてきてしまうのではと危惧しています…(汗)

今回は、お弁当に注目してみました。

 

こちらは、幼稚園生のお弁当です。

おうちの人の手作りキティちゃん弁当のようですね。

かわいいお弁当なので、食べるのがもったいない感じです。

 

こちらは、5年生のお弁当です。

サイズも量も先ほどのお弁当と比べるとほぼ倍の大きさです。

 

大きさこそ違いますが、

どちらのお弁当もおうちの人の愛情がこもっていることには間違いありません。

 

日出学園の創設者の青木要吉氏が「お昼のご飯は、おうちの方の愛情いっぱい詰まったお弁当を…」という言葉を残しています。

その気持ちは、80年たった今も、こうして受け継がれています。

3年生コモンスペースに昔の道具がずらりと並びました。

今日は佐原市にある千葉県立中央博物館の分館から学芸員の方が見えて、昔の道具についてお話をうかがいました。

3~4日前から並べられた道具には、

「この道具は何でしょう?」

というクイズの札が付いていて、裏には答えが書いてあります。

答えは書いてあるけれども、どんな時に、どのように使うのか、子ども達は「何だろう?」ととても気になっていた様子です。

 

それが今日、明かされるわけです。

その道具がどんな時に、そしてどのように使うのか。

質問形式で授業が進められました。

学芸員の方の話を聞き、子ども達は道具から当時のくらしを想像していきます。

はじめは、昔の人のくらしなんて、不自由で不便だったのだろうと、マイナス面ばかりをイメージしていました。

しかし、その生活はおのずと資源を大切にしていることに気づきます。

容器は洗って何度も利用したり、壊れたら直して使ったり、とてもエコな使い方をしていました。

また、身の回りのものの特性をいかした道具、たとえば、木なら木の特性、鉄なら鉄の特性をいかしたものを作って、使っていたようです。

 

今の世の中は物があふれ、便利になっていますが、今のくらしにはない良さも再発見できた授業でした。

授業終了のチャイムが鳴りました。

校長室で数名の先生と打ち合わせをしていた時です。

校長が「休憩しましょう。再開は次の時間に。」と言って部屋を出て行きました。

出る間際に「キャッチボールしてこないと…。」と聞こえたので何のことだろうと追いかけました。

 

行き着いた場所はグラウンド。

グラウンドには寒いにも関わらず、多くの子ども達が遊んでいました。

キックベースをしている子。

今月末のスポーツ大会に向け、ドッヂボールの練習をしている子。

キャッチボールをしている子。

その中に校長の姿が。

 

 

子ども達とキャッチボールをしていました。

今朝、教えてあげる約束をしたのだそうです。

 

普段グラウンドで見かける担任の姿が今日はありません。

この時期、採点や成績付けで忙しくて外に出られないからでしょうか。

代わりというわけではないと思いますが、校長が子ども達の相手をしていました。

 

学校によっては、子ども達の手の届かないところにいる校長という存在。

子ども達といつも近いところにいる二見校長は、日出学園小学校だからなのではないでしょうか。

「今日は、ネチケットかるたをします。」

「情報」の先生の聞きなれない言葉に子ども達は、「?」の表情をしました。

「エチケットは知ってるよね。周りの人への気遣いのこと。インターネットのエチケットなのでネチケット。」

子ども達の表情は「!」に変わりました。

(エチケットは礼儀作法という意味がありますが、子どもに分かりやすくこのように表現しているようです。)

 

「情報」では、3年生からインターネットを使った学習が始まります。

インターネットの利用時に、相手に迷惑をかけてしまわないように、また、自分の身を守るためにも、インターネットのマナーやエチケットもあわせて学習しています。

そして、高学年になるにつれ、学校だけでなく家庭でも自ら調べ学習を行うことが多くなるでしょう。

インターネットのエチケットは、そのためにも4年生のうちに、身につけてもらいたいのです。

 

まず、このかるたがどういうものなのかの説明がありました。

このかるたは、世田谷区で始められた「ネチケットかるた」を参考にし、日出学園小学校の児童用にアレンジしたものです。

普通のかるたと違って、取り札に絵がありません。

百人一首のように上の句、下の句でできており、取り札は下の句が書かれています。

短歌を覚えることで、上の句が読まれた段階で取ることができるようになります。

早く取るには覚えればよい。楽しみながらネチケットが覚えられる。

これがねらいです。

 

次に、偶然にも今日が誕生日という子が、今日のカードを選びました。

1つ前の写真が今日のカードで選ばれたものです。

引かれたカードがどういう意味なのかを勉強して、覚えたら、さあ、かるた取りが始まりました。

 

 

先ほど勉強したカードは、さすがに取るのが早かったです。

2回戦目は、それぞれのグループの同じ順位の子同士が対戦するようにグループわけをしました。

上の句を読み始めてからすぐに取る子も増えました。

 

来週は、2回戦目の成績でグループ分けがあり、ますます盛り上がることでしょう。

インターネットを使う以上、ネチケットを覚えるのに子どもも大人もありません。

早いうちから身につけて安全に使ってもらいたいと思います。

子どもがいない学校はさびしいものです。

何となくがらーんとした感じです…。

 

 

今日は面談週間で子ども達の帰った後の、そんな場所を紹介しましょう。

『大階段』です。

登下校の時間帯は3年生から6年生が通ります。

また、休み時間の教室移動の際には、全ての学年の子どもたちが利用します。

ボールを持って外に遊びに行く子、なわとびを持って屋上に出かける子も元気に歩いていきます。

ここからだとわかりにくいですが、壁には子ども達の優秀作品が貼ってあります。

 

この写真では、明るい感じがよくわかりますね。

そうなんです。

窓に面しているので、日光がとても良く入ってきます。

 

子どもたちがたくさん通り、明るい場所。

そう考えると、小学校の中で子どもたちの成長を一番良く見ているかもしれません。

明日も、そしてこれからも大階段には子どもたちの楽しそうな声が聞こえてくることでしょう。

日出学園小学校では、毎年、年度末に作品集を配布しております。

この作品集は、図工科での作品が主ですが、優秀作品であれば「読書」「書写」「情報」などの作品も掲載されています。

子ども達それぞれが、創意工夫して仕上げた作品を多くのみんなに紹介したいということで始まりました。

 

図工科では、授業で作品が完成すると作成者とともに作品を写真に収めます。

夏休みの宿題での作品も含めて、1学年で400枚以上になります。

その写真は、「見える日出学園小学校」(DVD-R)に入りますが、その中でも優秀な作品はこの作品集に掲載されます。

 

中を開くと、作品を持った子がたくさん写っています。

照れくさそうな子、誇らしげな子、満面の笑みの子、緊張した表情の子。

どの子の作品も立派です。

 

また、校外のコンクールで優秀な賞に選ばれた作品も多くあります。

学校ホームページの「ひのトピ」に、作品のみですが紹介してありますので、そちらもご覧ください。

「ひのトピ」→ http://www.hinode.ed.jp/element/closeup/close-hyousyou2.html

 

「作品のいいアイディアが浮かんだ時や、 自分らしく工夫をしながら描いたり作ったりしている時、 または、少しでも難しいことにチャレンジして、それがうまくできた時など、 子どもたちはとても楽しそうに生き生きとしています。

創作活動を通して、ワクワクしたり、発見したり、 達成感を味わったりする体験を沢山してほしいと思っています。」(図工科)

 

 

廊下に飾られている、図工科教諭3名の作品です。

只今、印刷に向けて校正のやり取り中です。

今年度も多くの素晴らしい作品が掲載されることでしょう。

和室のとびらを開けると、静まり返った部屋に養護教諭の声が響いていました。

いつもは保健室でけがの子の処置や病気の子の面倒をみている保健の先生ですが、昨日と今日は語り手として、昔話や世界の民話、創作童話を話してくれました。

 

おはなしを聞くことは、絵本の読み聞かせと違い、おはなしの世界を頭の中で想像します。

その場面を創造し、登場人物を心の中に作り上げ、その行動を心に思い浮かべる。

昔話や世界の民話に親しむだけでなく、こうしておはなしを聞くことによって言葉をイメージ化する力を養うことができます。

 

今回のプログラムは、

日本の昔話の「犬と猫とうろこ玉」

イソップ物語の「木こりと金のおの」

創作童話の「こねこのチョコレート」

ロシアの昔話の「魔法の馬」

でした。

 

おはなしの部屋は、おはなしのろうそくを灯すところから始まりました。

 

みんなとお話しを聞くことで、いっしょに笑ったり、おどろいたり、感動したり…。

共感することができます。

 

また、自分と違うところで笑ったり、うなずいたり、おどろいたり…。

自分では気づかないところを友達に気づかされたりします。

 

普段の授業とはまた違った顔の子ども達です。

語り手は、一人ひとりの顔を見ながら語りかけるようにおはなしします。

それを誰もが食い入るように聞いています。

 

すべてのお話が終わり、ろうそくの炎が吹き消されました。

これで、おはなしの部屋もおわりです。

友達と物語の話をしながら出て行く子ども達の満足そうな笑顔が印象的でした。

日出学園小学校では、保護者向けのイベントが1ヶ月に1回、予定されております。

 

4月は懇談会、5月は授業参観、6月は運動会…。

今月2月は面談週間があり、1年間の総まとめとして、日ごろゆっくりお話できない内容などを担任が保護者の方へ伝えたり、保護者の方が日ごろ気になっていることを相談したりする機会となります。

家では面倒くさがりの子が、学校では何事も率先して行っていたり、家では甘えん坊の一人っ子だけれど、学校では下級生の面倒をよく見ているなど、家庭では見られなかったり気づかなかった様子が、この面談を通して知ることもできます。

もちろん、「学校でもやっぱり…。」なんてことも。

 

また、ご希望があれば担任だけでなく、その子に関わっている専科の先生や養護教諭、カウンセラーなど、誰とでも面談することができます。

 

それから、この面談では、次年度への取り組みに関しても担任から話されます。

改善したい習慣、学習面で欠けている部分など、子どもによって様々です。

 

限られた時間ではありますが、きっと有意義な時間が持たれることでしょう。

 

昨年の春から最上級生として日出学園小学校を引っ張ってきてくれた6年生もあと1ヶ月で卒業です。

今日は、水曜日に引き続き、6年生と関わりがある方に行っていただいている卒業記念授業の2回目を紹介します。

 

今回は前日出学園幼稚園園長の乗先生をお招きし、クラスごとに授業をしていただきました。

乗先生の授業は、絵本を使った授業です。

 

和室に集まった6年生は、絵本を読む乗先生のやさしく語りかけるようなお話に聞き入っていました。

その様子はまるで、6年前にタイムスリップしたかのようでした。

 

最後に先生からお言葉をいただきました。

「12年間、ここまで立派に育ててくれた両親に感謝ですね。」

「中学生、高校生、大学生、大人になっても絵本からは勇気や元気、やさしさがもらえます。」

「心が折れたときは、この絵本を思い出してね。」

 

授業を終えて和室から出てきた6年生の顔は、明るく生き生きとしていました。

中学受験を終えて、殺伐とした6年生の心に、やさしさが戻ってきたように感じました。

ページ
TOP