「人間性の発達には、いのちあるものの成長にふれることが不可欠である。」

という創立者の考えに基づき、本校では、自然や生命にふれる教育を大切にしています。
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中等科3年生になると、生命について学びを深める「産業」の時間があり、
畑・果樹・養豚・養魚・きのこの5つのグループに分かれて意欲的に生命あるものを育てています。


 

6月5日の産業

養豚グループ

養豚グループは、豚を運動場に出し、小屋の掃除と
豚を出荷するためのスロープ作りをしました。
また気温が高かったため運動場に出た豚に、
水をかけてあげリフレッシュさせてあげました。


養魚グループ

養魚グループは、育てた魚を燻製にして販売するための
ドラム缶を用いた燻製器を作成しました。
燻製作りの際には、学内で採れた桜の木をチップ状に加工し
桜の木で燻製を作ります。

 
果樹グループ

果樹グループは、4月に人工受粉させた杏の収穫を行いました。
生徒たちは、木に登り直接実を収穫する方法と、
下に青いビニールシートを敷き、 木を揺らして実を落とす
二つの方法で杏の実を収穫しました。
杏の実は全部で20kgも収穫することができ、豊作でした。


収穫した実は、丁寧に洗い、ジャムにするために冷凍保存しました。

休憩中には、手作りのブランコで気分転換しています!!

 今後も産業の活動をHPでお伝え致しますので、各グループの一年間の活動
と成長をお楽しみください。

産業について詳しくはこちらから

中等科一年生は、英語の授業をアメリカの大学生と交流する形で行われました。

現在自由学園にはアメリカのウエストモント大学(Westmont College)から大学生が来ています。本日は、その中の5名の学生に一年生の授業に参加してもらい、一緒に英語を学びました。大学生が教室に入ってきたときは、とても驚き、また興奮している様子でした。授業では、学生に名前・年齢・出身地などこれまでの授業で学んだ表現を中心に話をしてもらいました。生徒たちは、彼らの話に熱心に耳を傾け、必死にメモをしている姿が目立ちました。

最後の振り返りでは、「言いたいことや聞きたいことがあったのに、うまく表現できなかった。もっと勉強したい。」「また授業に来てほしい。」という今後の学びにつながる感想がありました。

 

 

 

 

 

本校では、毎年6月に中等科、高等科に分かれて登山をします。
3000mを、超える山に団体で登る登山は、一学期の最も大きな行事です。
詳しくはこちら
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本行事の特徴の一つに、各教科と連動した準備学習があります。
生徒にとって一ヶ月以上も続く準備学習は総合的学びの宝庫です。
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体育
トレーニングや救護、本番に備えた
足慣らし。
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トレーニング

応急救護実習

 

美術
高低差と本番のコースが分かる地図作り。



家庭科
登山の装備の名前付けや登山用品の洗濯。
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理科
鳥の鳴き声や植物のスッケチをまとめるしおり作り。
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その他
宿泊先の予約や装備の手配などの責任が生徒に与えられ、生徒主体で行事が運営されます。
そのため、生徒たちは沢山の話し合いを重ね、仲間の大切さを知ります。

このように、本校では「登山」という一つの行事が、様々な学習を繋ぐ役割を果たしています。

高等科の剣道部は、今年人数も10人になったことから高等学校体育連盟に加盟することになりました。

これまでは、部員不足で連盟に加盟することができず、公式戦に出場することができませんでした。試合は練習試合のみであり、自分たちが鍛えた技や技術を試す場がほとんどありませんでした。

5月26日に剣道大会の支部大会が行われ、個人戦には4名が参加、団体戦にも加わりました。連盟に加盟してから初めての大会ということで、意気込んで臨みましたが、残念ながら個人戦は1勝もできない結果に終わりました。団体戦でも相手に1本は取ることができましたが、完敗を喫することになりました。

悔しい結果となりましたが、緊張感をもって対外試合ができたことは大きな収穫であり、これから一層励む覚悟をして帰路に就くことになった大会でした。 

 

本校のお昼ごはんはきっと日本中の学校給食のなかで一番愛情が詰まってあったかなものです。

なぜなら、毎日のお昼ごはんをつくるのは在校生・卒業生の父母の皆さまだから!
近郊の父母の皆様に交代で月に一回程度ご参加いただく「お食事当番」は、
親元を離れて寮生活をする生徒たちにとって、親の愛にじかに触れる貴重な機会でもあります。

(「お食事当番」をされた父母の声はこちらから)


そんな唯一無二のお昼ごはん、なんと学校説明会では一般の方にも参加していただけます!
昨日行なった学校説明会でも、お客様には生徒たちの席に混じってお食事を召し上がっていただきました。
男子高校生用の大盛りごはんとおいしいおかず、そして全校生徒が一堂に会する雰囲気は、

一見の価値あり!

と、自信を持ってお伝えできます。

そしてなにより、生徒たちと席を交えてお話しいただくことで、
生徒のリアルな姿を知っていただき、彼らを通して本校が大切にしている教育の実際をご理解いただければと思っております。

もちろん生徒とは打ち合わせ無し!

言葉づかいなど教員は内心ひやひやしていますが‥

お客様からは、「とても楽しかった!」という感想を毎回いただいております。
なかには、「説明を色々受けてきたが、話されていたことがどういうことなのか生徒さんたちを見てよく分かった!」という嬉しい感想もありました。

教育に、自信あり!

お昼ごはんに、自信あり!

そんな本校だからこそ毎回の説明会に組み込んでいる、本校自慢のプログラムです。

ぜひ一度、ご参加ください!

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お昼ごはん参加の詳細はこちらから

5月23日に株式会社キャリアプロデュース代表取締役の俵さんをお招きし、
情報の時間に高等科2年生がキャリア教育について学びました。

 

 

 

 

 

「自分らしくいきいきと生きる」、「就活についてどう考えるか」、
「自分の強みを知ろう」をテーマに、様々なワークをしました。


俵さんはワークを始める前に「今の自分の価値観は、
過去の経験によって作られる、
自分の強みを理解するために今まで自分が何をしてきたか、
またそれによってどのような価値観を得てきたかを知ることが重要である」
と今回行うワークの目的についてお話をしてくださいました。

ワークでは、キーワードが80個書かれた価値観リストと呼ばれる表の中から、
自分が大切にしたいと考える10個の価値観を選び、
それを選んだ理由と順位付けをしました。
そのほかにも、小学校から現在まで心に残っている経験をまとめたり、
いくつかのカテゴリーに分類された人の特性の中から
自分はどこに当てはまるかを選ぶワークをしました。

 

 

生徒の感想には、「自分知ることができた」という意見が多数寄せられました。

今回のワークは、大学生の就職活動の際に実際に用いられる内容だったため、戸惑う場面や思うようにビジョンを描くことができないこともありましたが、皆が自分の将来について考える大変貴重な時間を過ごすことができました。

このような場を提供してくださった俵様にこの場をかりてお礼申し上げます。

 

高等科3年生が、5月19日に全国大会東京都予選に参加しました。
公式大会最終戦として、全員が全力で精一杯戦えたことは、
学園のスポーツの誇りです。

 

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試合は前半相手の速い展開に対応するも、
こちらの得点にはなかなか結びつかず、
シュート率がいつものように発揮できませんでした。

しかし、前半の後半に防御戦術を変えて、
得点機会を相手に容易に与えずに善処した局面をいくつも持てました。
また、後半は、前半の状況を読みつつ、善戦する内容の試合でした。
そして、高等科3年生4名全員がの6年間さまざまの障壁を乗り越え、
誰一人辞めずに最終試合のコートの上で一丸となり戦えたことが、
学園スポーツのもっとも大事にしている形を象徴していました。

勝つことを第一義とせず、一つ一つの動きの局面でよりよい選択を
各自に任され判断し協力する力がこの試合でも十分に発揮できたことが
彼らの中にしっかりと残っています。
これからはこの学びを通じて、下級生にその姿勢を受け継いでいってくれるでしょう。

昨日、『婦人之友』愛読者の集まりである全国友の会の大会が、さわやかな風吹く自由学園で行われており、全国各地から、友の会の方々がご来校されました。

男子部でも、お出でになる方々をもてなすために、高等科2年生が日頃の食事作りの腕前を活かし、330名の食事を作り、各テーブルのテーブルマスターも務めました。

 

昨日の献立は、

・鶏肉のエスニック風

・トマトのサラダ

・マッシュポテト

・グレープフルーツゼリー

・人参めがねパン

・紅茶

でした。

 

グレープフルーツゼリーは、盛り付けた際に果肉が見えるように、2段階に固めることによって、見た目にもおいしく仕上げることができました。

 

登山のリーダー学年の準備の一つとして、中等科3年生は、健康管理室の養護教員か
ら応急処置の方法の講習を受けました。

今回は講義の形で、救急隊が来るまでにするべきこと、止血法、鼻血のとめ方、打撲や捻挫、貧血、やけど、過呼吸などについ
ての対処法の説明を受けました。

来週、三角巾を用いた実習を行う予定です。

心肺蘇生法やAEDの使い方の講義を受けている様子。

 

出血の際の血液の流れを確認するために、片手を1分間あげ続けて、左右の手の色の違いを確認の実験をしている様子。

現在男子部では登山に向けて、朝は集合の練習、解散後には体力作りのためのトレーニングが行われています。
朝の集合は、リーダーの「集合」という大きな掛け声と共に皆が走り出し、集まり次第速やかに点呼をします。
これは、山での安全確保のために欠かせないものです。

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解散後のトレーニングは、中等科と高等科別々に行い、ブロックごとに分かれて行います。
解散後になると、芝生では筋トレやスクワットが行われます。
また、学園内や、学園外周約4キロのコース(通称:クロカン)
に出かけるブロックもあり、それぞれのブロックが体力作りのためのメニューをこなします。

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生徒だけでなく引率する先生も一緒に汗を流します。

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登山本番まであと一ヶ月まだまだ準備は続きます。

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