自由学園では期末試験が終わっても毎日が学びの場です。
卒業年次にあたる中高3年生も、学年が終わるまで毎日登校します。

本日、国営武蔵丘陵森林公園にて、全校生徒参加の駅伝大会が行われました。

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駅伝大会では、中1から高3までの生徒が縦割り形式で1チーム10人のチームを作り、10人合わせてフルマラソン分の距離(42.195km)を走ります。
運動部の人もそうでない人も皆で励まし合って自分に任された区間を走ります。
また、生徒たちは駅伝大会に向けて、トレーニングを重ねたり、チームごとでサッカーやドッチボールなどをし、積極的にチーム内でコミュニケーションを取ることを心がけてきました。

一番速かったチームは、2時間54分13秒で完走しました。
優勝チームのテープを切ったアンカーは、決して運動が得意な生徒ではありませんでしたが、みなでその高3の生徒を胴上げしようと呼びかけあって、歓喜のゴールを迎えました。

最も速く1区間(約4.2km)を走った生徒は、高3の生徒で15分54秒でした。
中等科で最も速く走ったのは中2の生徒で、なんと総合1位に8秒差と迫る16分02秒でした。
天候にも恵まれ、皆が汗を流し、楽しいひと時を過ごすことができました。
明日駅伝の表彰式が行われる予定です。

 

昨日ケータイ甲子園の全国大会が大分県で開催され、本校の生徒3名が大会に出場し、敢闘賞をいただきました。

 

今回出場した生徒3名は、学生寮での電子機器、ケータイの扱い方について考えてきた生徒でした。
そのため、ケータイ甲子園のためにだけ準備したプレゼンではなく、実体験に基づいたケータイの問題点と改善案を発表することができました。

 

惜しくもグランプリを受賞することはできませんでしたが、審査員やGoogleの社員の方、他校の先生方から自由学園の生徒のプレゼン能力の高さを評価していただくことができました。
また他校の生徒からは、プレゼンで提案した「ケータイ電話の依存」を改善するためのアプリ(プッシュマン)を実際に使ってみたいという感想が多数寄せられ、3人とも満足気な表情でした。

 

生徒たちは、「ケータイ甲子園に出場したことで自分たちがやってきたことに自信を持つことが出来た」と話しており、良い成功体験することができました。

 

自由学園では期末試験が終わっても毎日が学びの場です。
卒業年次にあたる中高3年生も、学年が終わるまで毎日登校します。

9日、本校の中等科の生徒各学年1名が、東久留米市国際友好クラブ主催の小中学校英語レシテーション・スピーチ大会に出場しました。
中学生の出場者は、東久留米市を始めとする近郊の市から20名が集まり、それぞれの出場者が選んだ詩やスピーチを発表しました。

 

本校からは、先日校内で行われたレシテーションコンテストの出場者の代表者が大会に臨み、1年生はLangston Hughesの”Dream”, ”My people”, “Youth”を、2年生はWilliam Wordsworthの”The Daffodils”を暗誦し、3年生はアメリカのドラマ”Glee”についてスピーチしました。

3人とも大会前は緊張した面持ちでしたが、生徒たちは「学内のレシテーションコンテストの方がずっと緊張したので、本番にはリラックスして臨めた」と振り返っていました。
1年生のM君が学年で3位、3年生のF君が2位に入賞し、2年生のF君は惜しくも入賞は逃しましたが、審査員の方からは「僅差で入賞はできなかったが、とてもきれいな英語だった、また来年も出場してください」と声をかけられました。

3名とも期末試験や「まとめ」の忙しい中、この大会のために一生懸命練習をした結果が表れました。
何より学外の生徒の英語の取り組みやレベルを知る良い機会になり、また刺激を受けたことが彼らにとって大きな収穫、学びになりました。
この経験をこれからの学びに活かしてくれることを願っています。

本日より高等科の生徒3名と引率の教員1名が大分県で開催される「ケータイ甲子園2012」全国大会に向けて出発しました。

 
今日は、リハーサルがおこなわれ、明日(3/10)の本選は9時30分からの予定です。
本校はの発表は、11時15分から予定されており、発表のタイトルは「中・高生企業と共有したいケータイ事情」です。

生徒は忙しいテスト期間の合間をぬって、懸命に準備を重ねてきました。本選当日の様子はUSTREAMで生放送されますので、ぜひ彼らの勇姿をご覧ください。

http://www.ustream.tv/channel/kt-koshien2012

3月4日から7日まで、3泊4日で高等科3年生は卒業前の研修として、宮城県石巻市にある十三浜に修養会に行ってきました。十三浜地区は、昨年9月の修養会でも視察に訪れた場所です

(修養会についてはこちらから)

 

追分温泉お礼状写真


今回は、山の中の温泉旅館に宿を取って、十三浜の沿岸部に支援活動に行きました。
この時期はワカメの収穫で大忙しだそうで、浜の漁師さん達の所にお邪魔して、お手伝いをさせて頂いたり、グループホームや保育所にお手伝いに行ったり、音楽演奏やタッピングタッチ実演で各場所を巡回するなど、各班に分かれて中2日間は活動を行いました。

 

 

メカブ取り作業 メカブをかじる

保育所絵本整理  

 

東日本大震災から2年が経とうとしている今でも、まだガレキが各地に残っていたり、仮設住宅での生活を余儀なくされていたりしますが、現地の方々は明るく私達を迎えて下さいました。

 

普段はなかなか目にすることのない漁業の現場でお手伝いをさせてもらうなど、貴重な体験をさせてもらいながら、第一次産業のあり方、その厳しさに思いを馳せた人もいましたし、また「支援」とは何か、現地の方々とつながっていくことだと考えた人もいました。

 

本校を卒業する前に、皆がこれまでに培ってきた良い力を発揮して、現地の方々と時と場所を一緒に過ごさせて頂き、喜んで頂けたことは、ありがたいことでした。東日本大震災の被災者の方々への支援の関わりは、これからも続いていきますが、何か物を渡す支援から、つながっていく支援へと、支援の形が変わっていくことを感じられた修養会でした。

 

本校では、月曜から土曜までの5日間の昼食は、都市近郊の父母の方6、7名が作ってくださっています。また週に一度は高等科2年生が家庭科の調理実習のため、全校生徒200人分の昼食を作ります。詳しくはこちら

 

本日中等科1年生が考案したメニューが昼食に登場しました

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 メニューは、豚の生姜焼き、ポテトサラダ、ひじきの煮物、たまごスープ、ご飯、牛乳、お茶でした。 中等科1年生は、2学期から家庭科の授業で、一汁三菜の昼食のメニュー作りに挑戦してきました。

 

メニューを考える際には、栄養にも気を配り、食材の種類が10種類以上、野菜が100グラムから200グラム取れる、豆、青菜、海藻のどれかが入っていることが条件となっていました。またメニュー作りだけでなく長期休みなどに積極的に家庭で調理の練習をしました。 メニューを作ったI君は、「生姜焼きの上に玉ねぎのソテーをのせることで少しでも多く野菜を摂ることができる。また玉ねぎの甘みと肉が絶妙のバランスで、イメージ通りの味に仕上がってよかった」とコメントしてくれました。 今年度はあと2回中等科1年生が考案したメニューを昼食で出る予定です。

 

 

学園近郊のインターナショナルスクールCAJ(クリスチャンアカデミージャパン)の中学1年生44名が来校し、男子部中等科1年との交流会を開きました。

 

 

 

 

開会式で男子部生が歓迎の合唱『花は咲く』を披露した後、英語で学園キャンパスを案内しました。

 

 

1学期から始めた1年生のキャンパス案内も今回で5回目となります。

案内する生徒の表情にも余裕と笑顔が見られるようになりました。

 

 

昼食を一緒にいただいた後は、両校の生徒が協力して食後の後片付けをしました。

 

 

これは、アメリカの学校には生徒が掃除をしたりすることがないため、公共心を養わせたいという先方の校長先生が希望してくださり実現したものです。

CAJの生徒たちも初めてのことにも関わらず、食器を洗い、食堂を掃除するという作業を気持ちよく協力してくれて、どこもかしこもピカピカになりました。

皿洗いと掃除で異文化交流というユニークな体験となりました。

 

今年度4回目となる「全校討議」が開かれた25日の4時間目、議題は来年度の学校運営についてでした。

自治組織の根幹を担う委員会選挙を明後日に控え、新しく委員会の中心になる高等科2年生が発案しての全校討議でした。

この学校では、まだ幼さの残る中1から、進路がすでに決まっている高3まで、みなが本気で学校をよくするためにどうしたらいいかと考えています。

受験勉強中心ではない本校だからこそできる、濃い学びの時間がここにもありました。

 

そんな熱い議論の一端だけご紹介したいと思います。

中3 Y君
「高2は好きだけど、政治(自治組織の中心を担うことを『政治を執る』と表現しています。)を任せることはできない。やる気はないけど来年は責任があるからやるという後ろ向きな気持ちを感じる。思いが表に出ていなくてぼくたちには分からない。」

高2 C君
「まだまとまりきっていないが、今学期になってから話し合いを重ねて(話し合いの様子はこちらから)みんなの考えが変わってきた。足りない部分も多いが、応援してほしい。」

高1 K君
「高2の態度を指摘されているが、高1も他学年からどう思われているか気になっている。意見を聞いてこれからに活かしたいので、下級生にも言ってほしい。高2に対してはぼくたちはサポートしたいと思っていることを知っておいてほしい。」

高3 U君
「高2は自分たちの気持ちが下級生に伝わっていないことを気づかないといけない。ぼくなんかに指摘されるのはウザイと思うひともいると思うが、もう時間がないから伝えたい。」

高3 F君
「中2や中3も他人事だと思っていると数年後に直面する。節度と礼儀をもって高2をフォローする気持ちになってほしい。いつかは自分たちが中心になる。そのときに慌てたのでは遅い。」

中1 S君
「上級生のだらしない面を入学してから知った。下級生としても、いろいろ思うことはある。できることからやっていってほしい。」

高3 M君
「勇気を出して意見を言ってくれた下級生、ありがとう。少しでも良い形で高2に引き継ぎたいので、少しでも思うことがあるならどんどん話してほしい。生徒全員で学校を創りたい。」

本校では、月曜日から土曜日の毎朝8時5分から8時40分、全生徒が一堂に会して礼拝を行ないます。礼拝の司会は教員と生徒(主に高等科3年生)がします。

本日は委員長の高等科3年生のm君が礼拝の司会を行いました。(委員会についてはこちらから)


m君は礼拝の中で次のようなことを語りました。

最近男子部の生徒は、「授業がつまらないから聞かない」、「あいつのことは気に入らないから関わりたくない」など愚痴が多くないだろうか?
皆文句や愚痴は語るけれど、それを変えるために何か行動しているだろうか?
僕は、環境のせいにして何も行動しないことは、自分を成長させる機会を逃していることになると思う。
もちろん人には、長所や短所があるから不得意なこともあると思うけれど、だからこそ言い訳をせずまず取り組むことをやってみよう。
m君は6年間ずっと真面目に生活を送っていたタイプの人ではありませんでしたが、自分の6年間を振り返り皆に思いを込めたメッセージを残してくれました。また、黒板にはm君が大切にしている、「今を変えられない人間には、来年も再来年もずっと今まで通りだ」という言葉が書かれ、mくんの強い思いと成長を感じさせられる礼拝でした。

本校には、一人ひとりが自分の意見や考えを伝える場面がたくさんあります。中1~高3が皆の意見を共有する中で学ぶことができる環境が備わっています。

本校の英語教育は、受験英語の詰め込みではなく、活きた英語力の習得を目指し、 発表や英語交流の機会を多く設け、卒業時には英語でプレゼンテーションができるようになることを目標としています。(詳しくはこちらから)

本日はレシテーション・コンテスト(暗唱大会)があり、中1から高3までの各学年からなる代表生徒が、 全校生徒と父母の前で課題文を堂々と暗唱しました。



暗唱のなかにも表現力が求められ、発音だけでなく聞いているひとに訴えかけるような工夫をこらした発表が続きました。

中等科生徒の課題文はラングストン・ヒューズの詩、「夢」・「私の友」・「青春」でした。
詩独特の韻を踏んだ小気味いいリズムでのスピーキングを生徒たちが身につけていることを知ることができました。

高等科生徒の課題文は、ベーシック・クラスがダイアナ・ロスの歌「If We Holdon Together」、
アドバンスド・クラスはアブラハム・リンカーンが1863年にGettysburgで行なった演説を暗唱しました。
どちらもかなりの長文で朗読するだけでも大変な内容でしたが、
感情を込めて自分の言葉として発表している生徒たちの様子が印象的でした。

英語科教員による採点をもとに、来週表彰をする予定です。

 

 

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